技術情報詳細

掲載されている技術情報は申請者により作成されたもので、(一社)農業農村整備情報総合センターは関知しておりません。
技術の詳細、見積り依頼等は以下の「連絡先」までお問合せください。
技術情報詳細
登録番号 1036 登録年月 2018/03

開発年 2004年 更新年月 2024/12
技術名称 プラロード式簡易仮設道路工法
登録会社名 積水化学工業株式会社
開発会社名 積水テクノ成型株式会社
技術の要約 耕作地など軟弱地盤に設置する簡易仮設道路工法。
技術分野
  1. メイン分野
  2. 土木工事(仮設)
  3. 資材運搬設備
  1. サブ分野1
  2. 土木工事(仮設)
  3. 仮設足場
  1. サブ分野2
  2. 土木工事(施設別)
  3. 農道(道路)
  4. その他
  1. サブ分野3
  2. ほ場整備・営農施設
  3. ほ場整備、農地造成
  4. 整地工
技術の概要  耕作地等の地表面に土木安定シートを布設し、その上にプラロードを組み立て、最後に敷鉄板を並べて仮設道路の完成です。
 プラロードは再生ポリプロピレン製の波型ブロックで、輸送時はコンパクトに重ねられるため部材搬入車両台数を大幅に削減できます。更に、軽量(6.5kg/枚)であるため人力で簡単に施工が可能であり、工期も大幅に短縮できます。また、接合部材等を使用していないため確実な撤去回収が可能で、元の耕作地に容易に復旧することができます。
 本製品は、繰返し供用できると共に再生原料(再生ポリプロピレン)を活用しているため、自然環境への負担も小さく、二酸化炭素の排出削減にも貢献できます。
開発の
趣旨・目的
 従来、水田等に仮設道路を設置する場合、山砂や砕石で路盤を築造し重機の走行する部分に鉄板を敷いていた。山砂や砕石は採石場から掘削し、大型ダンプカーで運搬し、敷均しや締固めにも多くの労力と時間を要していた。また、施工中や供用中に降雨があると、水田等に細粒分が流れ出したり、路盤の撤去が不完全であれば、これらが土中に残ったりと現状復帰に多くの課題があった。
 これらの欠点を解決するため、山砂や砕石に代わる路盤材としてプラスチックブロック「プラロード」を開発しました。
適用範囲
(適用条件)
①適用可能な範囲
 ・N値1以上の平地
 ・許容荷重:80kN/㎡の範囲内の荷重条件で使用する。
 ・自動車荷重は、 T-25まで対応
②特に効果の高い適用範囲
 ・水田・畑等の耕作地で仮設道路の供用後、速やかな原状復帰が必要な場合
③適用できない範囲
 ・池、沼等で供用中の沈下や施工困難(施工中の浮力による浮き上がり)が想定される場合
 ・許容荷重:80kN/㎡を超える荷重が加わる場合
構造・材料諸元/
製品仕様
プラロードの製品は、縦横994mm、高さ180mmのフルサイズと、これを山の方向に1/2にカットしたハーフサイズの2種類のブロックと最上部の不陸をなくすためのスペーサーです。
その他必要資材
 ・土木安定シート
 ・敷鉄板     ・・・ 標準t=22mm 5×20
特徴
(メリット)
従来工法の砂や砕石の路盤をプラロードに変えたことにより
○敷設撤去作業が容易になり、また締め固め作業は不要になり工期が大幅に短縮します。
○供用中の降雨や風による砂等の周辺への流出がなくなり、周辺環境への影響低減になります。
○材料の軽量化減容化(輸送時)が図られ、搬入搬出車両が減少しCO2が大幅に削減できます。
〇規格・品質が統一されており品質出来高の確保が容易である。
〇共用中の降雨や風による砂等の流出がなく、走行安全性が確保できる。
特徴
(デメリット)
国土交通省NETIS登録満了の際の「VR事後評価」では、「工程・品質出来高・安全性・施工性・環境」の5項目は在来工法より優れているとの評価であるが、「経済性」は劣るとの評価になっている。
(経済性の評価においては、「購入土単価」と「残土処理費用」などの合計金額が経済性評価で劣る場合もある。)
採用実績
採用実績合計 3919 件 農業農村整備事業 119 件
その他事業 3800 件
  • 農業農村整備事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    新潟県 2023 年度 新潟県 山崎地内排水路整備工事
    三重県 2023 年度 三重県 鹿海排水路改良工事
    関東農政局印旛沼二期農業水利事業所 2023 年度 千葉県 令和5年度埜原用水路整備工事
    福島県 2023 年度 福島県 導水管布設(浦野連絡管)工事
    中国四国農政局高知南国農地整備事業所 2023 年度 高知県 浜改田西部工区区画整理工事
    水資源機構 2023 年度 愛知県 その1-1/矢作川総合第2期地区明治本流(下流部)耐震化対策工事
    中四農政局吉野川北岸二期農業水利事業所 2023 年度 徳島県 令和5年 大用水路改修(その1)工事
    関東農政局印旛沼二期農業水利事業所 2022 年度 千葉県 埜原第2号支線用水路工事
    関東農政局印旛沼二期農業水利事業所 2022 年度 千葉県 北調低地排水路上流整備工事
    北陸農政局信濃川左岸流域農業水利事業所 2022 年度 新潟県 長岡市排工6号排水路整備工事
    関東農政局印旛沼二期農業水利事業所 2022 年度 千葉県 埜原用水路等整備工事7号支線その2
    北陸農政局信濃川左岸流域農業水利事業所 2022 年度 新潟県 7号幹線用水路宝地地区 その1工事
    宮城県仙台地方振興局 2022 年度 宮城県 ため池外1災害復旧工事
    宮城県仙台地方振興局 2022 年度 宮城県 新堰水路改修工事
    福島県 2022 年度 福島県 大川幹線用水路 その8 その他工事1工区
    宮城県北部地方振興局 2022 年度 宮城県 大崎広水田尻幹線管路更新工事
    茨城県 2022 年度 茨城県 久慈川左岸塩原用排水樋管改築工事
    関東農政局印旛沼二期農業水利事業所 2022 年度 千葉県 埜原幹線用水路その2工事
    関東農政局印旛沼二期農業水利事業所 2022 年度 千葉県 埜原用水建設工事
    沖縄県 2022 年度 沖縄県 令和4年度石垣島農業水利事業 大浦揚水機場管理用道路他工事
  • その他事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    全国・電力会社関係 2023 年度 東京都 2023年度迄・全国2800ヶ所以上
    JR・私鉄関係 2023 年度 東京都 2023年度迄・全国300ヶ所以上
    国土交通省・NEXCO関係 2023 年度 東京都 2023年度迄・全国400ヶ所以上
    地方自治体関係 2023 年度 東京都 2023年度迄・300ヶ所以上
連絡先情報
  • 連絡先を確認
    会社名 積水化学工業株式会社 E-mail(メイン) naoki-ise@sekisui.com
    所在地 〒 1058566
    東京都港区虎ノ門 2-10-4オークラプレステージタワー
    E-mail(サブ) naoki-ise@sekisui.com
    TEL 0366262750
    担当部署 管材土木営業部 クロスウェーブG FAX 09086474963
    担当者 伊勢 直樹 URL
その他の情報
積算の参考情報
(単価・歩掛等)
幅6m延長100m規模の仮設道路(期間3ヶ月)で概算3500円/m2(2段)(運賃別途)
施工条件や供用期間により金額は変動します。詳細はお問い合わせください。
サポート体制 上記の連絡先までご相談ください。
特許

実用新案
他機関の認証制度への登録
(最大3件)
NETIS(国土交通省新技術情報提供システム) 登録番号 KT-100053-VR
添付資料
発表文献
実績報文
カタログ・
パンフレット
単価・歩掛等
動画

プラロード「プラロード式簡易仮設道路工法」.mp4

積水化学工業株式会社

その他