技術情報詳細

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技術情報詳細
登録番号 1227 登録年月 2020/10

開発年 2005年 更新年月 2024/02
技術名称 地下水位制御システムFOEAS(フォアス)
登録会社名 国立研究開発法人 農研機構 農村工学研究部門
開発会社名 国立研究開発法人 農研機構 農村工学研究部門
技術の要約 地下水位を制御して水田の高度利用を実現します。
技術分野
  1. メイン分野
  2. ほ場整備・営農施設
  3. 暗渠排水
  1. サブ分野1
  2. ほ場整備・営農施設
  3. 給水栓
技術の概要 ・従来は排水しか用いられなかった暗渠管を灌漑にも利用することで湿害と干ばつ害を回避し安定的な作物栽培を可能としました。
・転作時は地下-30~40cm程度、水稲作時0~20cm程度の任意の水位を一定に保つことができます。
・それにより、大豆や小麦は全国各地の栽培試験で平均40%の増収効果が確認されています。
開発の
趣旨・目的
近年、稲・麦・大豆を中心とした大規模で省力的な水田輪作の需要が高まっています。そこで、より低コストで安定的な営農を実現する農地基盤整備技術を確立しました。さらに、本技術は高い排水能力があるため、適期での作付けや計画的な機械作業が可能となり、経営規模の拡大にも寄与します。
適用範囲
(適用条件)
排水不良で転作が困難な地域や転作での野菜栽培には効果が顕著です。水稲作時は水管理労力が削減でき、乾田直播栽培における初期灌水も地下灌漑によって容易になり、発芽促進が可能です。
地下かんがい時には暗渠管から上方に向かって用水が供給されるため、過大な下方浸透がこの機能の発揮に影響を及ぼします。安定した地下かんがいを行うための条件としては、暗渠管埋設深の土層(地下60cm)の飽和透水係数が1×10-5cm/sオーダーよりも低いことが望ましいです。
構造・材料諸元/
製品仕様
特徴
(メリット)
・湿害と干ばつ害を回避でき、作物の安定生産が図れる。
・地下灌漑の効果により、増収効果が期待できる。
・地耐力の迅速な回復により、機械作業の効率化及び適期適作による安定的な生産が可能。
・転作時の過剰な乾燥は地力を極端に低下させるが、地下灌漑によって地力低下を回避できる。
・団粒構造を壊さずに灌漑でき、種子や苗の流亡も回避。
・水稲作付時の水管理の適正化と省力化が図れる。
・無代かき移植や乾田直播が可能となり、低コストな稲作経営の実現。
特徴
(デメリット)
採用実績
採用実績合計 70 件 農業農村整備事業 70 件
その他事業 0 件
  • 農業農村整備事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    北海道開発局函館開発建設部 2019 年度 北海道 国営農地再編再編整備事業「今金北地区」、「今金南地区」
    宮城県 2019 年度 宮崎県 復興基盤総合整備事業「大川地区」
    山形県 2019 年度 山形県 経営体育成基盤整備事業「大塚西部地区」、「手ノ子地区」、「谷地地区」、「成田地区」
    福島県 2019 年度 福島県 復興基盤総合整備事業「原町東地区」
    新潟県 2019 年度 新潟県 経営体育成基盤整備事業「小吉地区」、「道上地区」、「本町地区」、「巻東町地区」、「打越地区」、「長所地区」
    静岡県 2019 年度 静岡県 経営体育成基盤整備事業「森一宮地区」
    島根県 2019 年度 島根県 経営体育成型基盤整備事業「大塚地区」
    広島県 2019 年度 広島県 農地耕作条件改善事業「西大田地区」
    中国四国農政局 2019 年度 山口県 国営農地整備事業「伊陸南部地区」、「瀬戸団地地区」、「西山・潤田地区」、「中西地区」
    山口県 2019 年度 山口県 農地耕作条件改善事業「二島東地区」、「下津令地区」、「高熊地区」、「黒潟地区」、「七見地区」、「小野朝生地区」、「上田真鍋地区」、「鋳銭司地区」、「島地下地区」
    土地改良区 2019 年度 佐賀県 県営基盤整備促進事業「中原地区」、「北茂安地区」
    土地改良区 2019 年度 佐賀県 農地耕作条件改善事業「基里地区」
    大分県 2019 年度 大分県 経営体育成基盤整備事業「宇佐地区」
連絡先情報
  • 連絡先を確認
    会社名 国立研究開発法人 農研機構 農村工学研究部門 E-mail(メイン) kousuke@affrc.go.jp
    所在地 〒 3058609
    茨城県つくば市観音台2-1-6
    E-mail(サブ)
    TEL 0298387613
    担当部署 農地基盤情報研究領域 FAX 0298387609
    担当者 若杉 晃介 URL http://www.naro.affrc.go.jp/laboratory/nire/index.html
その他の情報
積算の参考情報
(単価・歩掛等)
隣接した数枚の圃場約1ha施工した事例(2010~2011年)では、10a当たり施工費は約27~29万円。
https://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/narc/2013/narc13_s12.html
サポート体制 不明な点などありましたら、上記までご連絡ください。技術的問い合わせについては、農研機構 農村工学研究部門 農地基盤工学研究領域 水田整備ユニットまでお問い合わせください。
特許

登録有

登録番号 第 3671373 号

実用新案
他機関の認証制度への登録
(最大3件)
添付資料
発表文献
実績報文
カタログ・
パンフレット
単価・歩掛等
動画
その他