技術情報詳細

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技術情報詳細
登録番号 1262 登録年月 2018/07

開発年 2012年 更新年月 2024/01
技術名称 マルチストレーナ工法
登録会社名 三信建設工業株式会社
開発会社名 三信建設工業㈱、強化土エンジニヤリング㈱、強化土㈱
技術の要約 従来の二重管ダブルパッカ工法と比較して同様の機械・注入材料を用いて特殊な注入外管により低圧力・定流量で注入材を吐出できる柱状浸透源を確保し、大きな吐出により急速浸透注入を行なう事ができます。
技術分野
  1. メイン分野
  2. 土木工事(共通)
  3. 地盤改良工
  4. 薬液注入工
  1. サブ分野1
  2. 土木工事(共通)
  3. 基礎工
  4. その他
技術の概要  既設構造物周辺の地盤改良や液状化対策を目的とした薬液注入工法において、広い範囲に急速施工で効率よく注入材を浸透させることが求められている。マルチストレーナ工法は、シールグラウト方式によるダブルパッカ工法に分類され、柱状浸透源により高速・広範囲の浸透注入を可能にした恒久グラウト・本設注入工法です。独自に開発した注入外管(マルチストレーナ管)は、一定圧力・一定流量で注入材を吐出できる柱状浸透源を確保して大きな吐出速度による浸透注入を可能にするとともに、「一次注入+二次注入」を行うことができる機構を有しています。
開発の
趣旨・目的
 既設構造物周辺の地盤改良や液状化対策を目的とした薬液注入において、確実な改良効果を得るためには、低注入速度による土粒子間浸透注入が必要になります。一方、施工の効率化という側面からは、より大きな吐出による急速施工が求められています。これらの課題を解決するために、大きな柱状浸透源からと大吐出量で注入を行う急速浸透注入工法が開発されました。  
適用範囲
(適用条件)
①適用可能な範囲
 ・改良深度:50~60m程度(施工実績による確認深度は8m程度であるが、注入効果は削孔精
  度に依存することから従来工法と適用範囲は同等です)
 ・改良対象地盤の土質条件:砂質土地盤で細粒分含有率Fcが40%以下の地盤
②特に効果の高い適用範囲
 ・細粒分含有率Fcが25%以下の砂質土系地盤
構造・材料諸元/
製品仕様
以下の専用注入材を使用します。
 ・ハイブリッドシリカシリーズ
 ・パーマロックシリーズ
 ・ハードライザーシリーズ
 ・ジオパックグラウト
特徴
(メリット)
①複数の吐出口より一定の圧力・量で吐出できる柱状浸透源を確保する特殊注入外管(マル
  チストレーナ管)より、大きな吐出での浸透注入が可能です。
②注入外管周りのシールグラウトにより、施工中の削孔壁の崩壊を防止でき、吐出口が他の
  注入ステージにおける注入の影響を受けません。
③懸濁型注入材による一次注入を併用することで、互層地盤や高間隙地盤の間隙の締固め
  効果により均等化し、溶液型注入材による浸透注入の注入効果を高めることができます。
④従来の設備による施工が可能で注入外管の構造と施工方法がシンプルなため、施工性が
  高く経済性に優れています。
特徴
(デメリット)
 
採用実績
採用実績合計 10 件 農業農村整備事業 0 件
その他事業 10 件
  • その他事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    日本下水道事業団西日本本部 2021 年度 岡山県 岡山市旭西排水センター建設工事その5
    東京都建設局第五建設事務所 2020 年度 東京都 環2地下トンネル(仮称)及び築地換気所(仮称)ほか築造工事(27--環2築地工区)
    民間 2017 年度 東京都 某工場地盤改良工事
    国土交通省中部地方整備局三重河川国道事務所 2016 年度 三重県 平成27年度大湊川大湊地区堤防耐震補強工事
    国土交通省四国地方整備局松山空港空港整備事務所 2013 年度 愛媛県 平成25年度松山空港滑走路地盤改良工事
    民間 2013 年度 青森県 某工場旧法特定タンク新基準適合化工事
    民間 2013 年度 三重県 某工場地盤改良工事
    民間 2011 年度 三重県 某工場旧法特定タンク新基準適合化工事
    民間 2011 年度 三重県 某工場旧法特定タンク新基準適合化工事
    民間 2011 年度 三重県 某工場旧法特定野外タンク地盤改良工事
連絡先情報
  • 連絡先を確認
    会社名 三信建設工業株式会社 E-mail(メイン) k-kudo@sanshin-corp.co.jp
    所在地 〒 1110052
    東京都台東区柳橋二丁目19番6号 柳橋ファーストビル7F
    E-mail(サブ)
    TEL 0358253704
    担当部署 営業本部技術営業部 FAX 0358253756
    担当者 工藤 公生 URL https://www.sanshin-corp.co.jp/engineer/improvement/02.html
その他の情報
積算の参考情報
(単価・歩掛等)
地盤注入開発機構 恒久グラウト・本設注入協会より「マルチストレーナ工法標準積算資料(2022年6月)」が作成されています。
サポート体制 地盤注入開発機構 恒久グラウト・本設注入協会より「ー急速浸透注入工法ーマルチストレーナ工法技術マニュアル」が作成されています。問合せ窓口:上記連絡先の他、三信建設工業㈱各支店・営業所までお問合せください。https://www.sanshin-corp.co.jp/corporate/network.html
特許

登録有

登録番号 第 4827109 号

登録番号 第 4848553 号

実用新案
他機関の認証制度への登録
(最大3件)
NETIS(国土交通省新技術情報提供システム) 登録番号 KT-140123-A
添付資料
発表文献
実績報文
カタログ・
パンフレット
  • .pdf 発行元 : 地盤注入開発機構 恒久グラウト・本設注入協会
単価・歩掛等
動画
その他