技術情報詳細

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技術情報詳細
登録番号 0414 登録年月 2018/06

開発年 2003年 更新年月 2024/10
技術名称 膨軟化チップ吹付工法
登録会社名 日本基礎技術株式会社
開発会社名 日本基礎技術株式会社
技術の要約 チップ加工された建設発生木材を圧縮加熱加工(膨軟化)して吹付けるリサイクル緑化工法。
技術分野
  1. メイン分野
  2. 土木工事(共通)
  3. 法面工・擁壁工
  4. 植生工
  1. サブ分野1
  2. 土木工事(共通)
  3. 法面工・擁壁工
  4. 吹付工
  1. サブ分野2
  2. 環境配慮対策
  3. 景観保全対策
  1. サブ分野3
  2. 建設副産物
  3. 建設発生木材
技術の概要  チップ加工された建設伐採材を膨軟化処理(圧縮加熱による破砕)することで植生基材吹付工の基盤材として有効利用する技術。リサイクル緑化工法。
開発の
趣旨・目的
 木質チップを使用した緑化工では、生育阻害物質や窒素飢餓等の問題が課題となっていた。これらの課題を解決するため、チップを膨軟化処理(圧縮加熱による木質繊維破砕)するとともに、伐採材リサイクル量の増大を図ることを目的とした工法である。
適用範囲
(適用条件)
【適用条件】
①自然条件:特になし(植生基材吹付工に準ずる)
②現場条件:建設伐採材が生じ法面緑化工が必要な現場。または法面緑化工を行う現場の近隣で不要木材がある場合。
③関係法令等:特に無し
【適用範囲】
①最大法面勾配:1:0.5、最大法面高80m、吹付厚さ3cm~10cm
②対象地質:硬岩以外の地質に適用
③適用できない範囲:特に無し
④適用にあたり、関係する基準およびその引用元:道路土工のり面工・斜面安定工指針
構造・材料諸元/
製品仕様
・木材チップを堆肥化せずに、膨軟化処理して緑化工に適用する。
・膨軟化には、膨軟化処理機(エクストルーダー)を使用する。
・植生基盤吹付は、従来の吹付機が使用可能である。
特徴
(メリット)
【メリット】
・木質系建設副産物のリサイクル。
・産業廃棄物処理経費削減によるコストダウン。
・膨軟化処理後、従来の機械を用いて任意の吹付厚さで直接吹き付けることが可能。
・吸水性(通常チップの3倍以上)・保水性が高まり乾燥害を受けにくくなり、早期に土壌化が可能。
・保肥性が高まり肥料を有効活用できる。
・高温・高圧処理されるため、雑菌・害虫等が除菌・減少し植生の病気や害虫の発生が
少ない。
・膨軟化処理で発芽・植生成長阻害物質を減少させることができ、チップの混入量を80%(通常50%)まであげることができる。
・膨軟機は吹付機と同等の処理能力(Max3.5m3/h)があり、膨軟化処理したものをそのまま吹付けることが可能。
特徴
(デメリット)
【デメリット】
・チップに石等が混入していたり、含水比が高い場合などは別途チップの処理が必要。
・風でチップが飛散する場合があるので、近隣に対し養生が必要。
・伐採から植生工の実施まで1年以上の期間があり、かつ広いヤードが確保できる場合は堆肥化することが品質が良い。 
採用実績
採用実績合計 32 件 農業農村整備事業 8 件
その他事業 24 件
  • 農業農村整備事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    関東農政局那珂川沿岸農業水利事業所 2008 年度 茨城県 御前山ダム原石山法面
    近畿農政局 第二十津川紀の川農業水利事業建設所 2007 年度 奈良県 大迫ダム法面緑化
    近畿農政局 第二十津川紀の川農業水利事業建設所 2006 年度 奈良県 大迫ダム法面緑化
    近畿農政局野洲川沿岸農地防災事業所 2005 年度 滋賀県 野洲川ダム改修工事法面
    近畿農政局 第二十津川紀の川農業水利事業建設所 2005 年度 奈良県 大迫ダム法面緑化
    九州農政局肝属中部農業水利事業所 2005 年度 鹿児島県 荒瀬ダム右岸切土法面
    中国四国農政局 道前道後平野農業水利事業所 2005 年度 愛媛県 志河川ダム法面
    近畿農政局野洲川沿岸農地防災事業所 2004 年度 滋賀県 野洲川ダム満水面保護工事
  • その他事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    兵庫県 2012 年度 兵庫県 千種川水系 鞍居川 金出地ダム堤体建設工事のうち法面処理工
    近畿地方整備局紀南河川国道事務所 2012 年度 和歌山県 熊野川熊野地区河動閉塞緊急対策工事に伴う膨軟化緑化
    中日本高速道路(株) 2009 年度 静岡県 湯沢第一トンネル工事 法面工事
    長崎市・学校法人活水学院 2009 年度 長崎県 活水グランド・新戸町ニュータウン造成工事
    北海道開発局帯広開発建設部 2006 年度 北海道 北海道横断自動車道本別町共栄道路改良工事
    北海道開発局網走開発建設部 2006 年度 北海道 一般国道333号線改良工事
    国土交通省近畿地方整備局福知山河川国道事務所 2005 年度 京都府 丹波綾部道路横谷トンネル工事法面緑化
連絡先情報
  • 連絡先を確認
    会社名 日本基礎技術株式会社 E-mail(メイン) gijutsu@jafec.co.jp
    所在地 〒 1510072
    東京都渋谷区幡ヶ谷1丁目1番12号
    E-mail(サブ)
    TEL 0353652500
    担当部署 技術本部 事業推進部 FAX 0353652522
    担当者 佐藤 栄介 URL http://www.jafec.co.jp
その他の情報
積算の参考情報
(単価・歩掛等)
上記の連絡先までお問い合わせください。
サポート体制 上記の連絡先までお問い合わせください。
特許

登録有

登録番号 第 4440601 号

実用新案
他機関の認証制度への登録
(最大3件)
山口県認定リサイクル製品 登録番号 206
添付資料
発表文献
実績報文
カタログ・
パンフレット
単価・歩掛等
動画
その他