技術情報詳細
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技術情報詳細
登録番号 | 1033 | 登録年月 | 2018/06 |
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開発年 | 2019年 | 更新年月 | 2023/11 | |||
技術名称 | 特殊エジェクター工法<礫送> | |||||
登録会社名 | 株式会社安藤・間 | |||||
開発会社名 | 株式会社 間組(ハザマ) | |||||
技術の要約 | ため池やダムの貯水池に堆積した土砂を除去するために,高圧水を用いて管内に真空を発生させ,土砂を連続的に吸引して圧送する工法。 | |||||
技術分野 | ||||||
技術の概要 | ため池やダム貯水池の浚渫を行う技術。高圧のジェット水により負圧を発生し,砂礫土砂を高濃度で吸引・輸送する。 【吸引システム】吸引部には大きな礫を直径15cm程度に破砕しながら吸引する「スクリュー破砕機」を使用する。輸送距離400mの場合,吸引能力は最大粒径φ15cmの砂礫土で約35m3/h,砂質土では約70m3/h。 【輸送システム】土砂を直接特殊エジェクターに投入して輸送する。圧縮空気を利用することで輸送管内をスラグ流という状態にし,水,空気,土砂の3層流において最適効率で土砂を輸送する。最大直径15cmの砂礫を直接投入した場合の輸送能力は600mの輸送距離で約50m3/h,輸送距離は約1kmまで可能。 |
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開発の 趣旨・目的 |
ため池やダム貯水池の浚渫は,従来からポンプ浚渫やグラブ浚渫で行われてきた。水中サンドポンプを用いるポンプ浚渫は土砂を連続的に吸引,輸送できることから効率が良いが,礫やごみなどの異物が混入する場合には閉塞の原因となる課題があった。また,羽根(インペラー)の磨耗という耐久性にも課題があった。 そこで,羽根を回転させる水中サンドポンプの代わりに高圧水を用いて負圧を発生させるエジェクターポンプを開発した。対象とする堆積土砂の最大粒径はφ250mm程度とした。 |
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適用範囲 (適用条件) |
・水深:20m以内 ・土質:粘性土~レキ質土まで。最大粒径250mm、木片の混入は許容,流動性のよい砂質土であれば効果は高い ・輸送距離:1000m以内,400m以内であれば効果は高い ・輸送距離:吸引システムで400m以内、輸送システムで1000m以内であれば、効果は高い ・超高圧ポンプの大きさは1台4.5m×2.1m,10tトラックがアクセスできる道路が必要 |
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構造・材料諸元/ 製品仕様 |
【システム構成例】 ・超高圧ポンプ2台 ・特殊エジェクター ・配管,ジョイント類 ・コンプレッサー(空気圧送併用の場合) ・スクリュー破砕機(砂礫土砂対象の場合) |
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特徴 (メリット) |
・15cm程度の砂礫やごみ,枝葉も吸引・輸送可能。 ・構造がシンプルなので詰まりや磨耗に強く,効率的で経済的。 ・土砂の運搬には周辺環境に影響を及ぼすダンプトラックを使用する必要がなく,貯水池内に設置した輸送管を用いて連続的に運搬することが可能。 ・システムがコンパクトなので狭い山間の道路でもアクセスが可能。 ・土砂をバケットですくう工法と異なり,吸引する部分が濁らない。 ・圧送中に洗浄効果を発揮。 |
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特徴 (デメリット) |
採用実績
採用実績合計 | 12 件 | 農業農村整備事業 | 0 件 |
その他事業 | 12 件 |
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その他事業 参考実績
年度の新しいものから順に表示(最大20件)
発注者 施工年度 施工場所
(都道府県名)件名 報文の有無 九州電力株式会社耳川水力整備事務所 2017 年度 宮崎県 耳川水系ダム調整池内土砂移動工事(Ⅴ期) 無 九州電力株式会社耳川水力整備事務所 2016 年度 宮崎県 耳川水系ダム調整池内土砂移動工事(第Ⅳ期) 無 九州電力株式会社耳川水力整備事務所 2015 年度 宮崎県 耳川水系ダム調整池内土砂移動工事(第Ⅲ期) 無 九州電力株式会社耳川水力整備事務所 2013 年度 宮崎県 耳川水系ダム調整池内土砂移動工事(第Ⅱ期) (平成25年度) 無 九州電力株式会社耳川水力整備事務所 2012 年度 宮崎県 耳川水系ダム調整池内土砂移動工事(第Ⅰ期) (平成24年度) 無 九州電力株式会社耳川水力整備事務所 2011 年度 宮崎県 山須原発電所調整池内土砂移動試験工事(平成23年度) 無 東北電力株式会社会津技術センター 2011 年度 福島県 本名(発)放水口他土砂排除他工事(災害) 無 九州電力株式会社耳川水力整備事務所 2010 年度 宮崎県 西郷発電所調整池内土砂移動試験工事 有 九州電力株式会社耳川水力整備事務所 2010 年度 宮崎県 大内原発電所調整池内土砂移動試験工事(平成22年度) 有 九州電力株式会社耳川水力整備事務所 2009 年度 宮崎県 山須原発電所 調整池内土砂移動試験工事 無 九州電力株式会社耳川水力整備事務所 2009 年度 宮崎県 大内原発電所 調整池内土砂移動試験工事 無 九州電力株式会社耳川水力整備事務所 2008 年度 宮崎県 山須原発電所調整池内 堆積土砂取除工事(男石地点)のうち土砂移動他試験工事 有
連絡先情報
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連絡先を確認
会社名 株式会社 安藤・間(安藤ハザマ) E-mail(メイン) akita.masayoshi@ad-hzm.co.jp 所在地 〒 1057360
東京都港区東新橋1-9-1E-mail(サブ) TEL 0335756129 担当部署 建設本部 土木技術第三部 ダムグループ FAX 0335756026 担当者 秋田 真良 URL http://www.ad-hzm.co.jp/
その他の情報
積算の参考情報 (単価・歩掛等) |
本技術と従来技術との単価比較 図表・写真の「積算の参考情報(単価・歩掛等)」を参照してください。 |
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サポート体制 | 詳細は上記の連絡先までお問い合わせ下さい。 | |||||
特許 |
申請中 |
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無 |
登録番号 第 特願2011-191677 号 |
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実用新案 | 無 | |||||
他機関の認証制度への登録 (最大3件) |
NETIS(国土交通省新技術情報提供システム) | 登録番号 QS-130009-A | ||||
添付資料
発表文献 |
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実績報文 |
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カタログ・ パンフレット |
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単価・歩掛等 |
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動画 | |
その他 |