技術情報詳細

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技術情報詳細
登録番号 1038 登録年月 2019/08

開発年 1998年 更新年月 2024/10
技術名称 アウトプレート工法
登録会社名 アウトプレート工法研究会
開発会社名 ドーピー建設工業㈱、日鉄ケミカル&マテリアル㈱、㈱国際建設技術研究所
技術の要約 アウトプレート工法は連続繊維シート工法に比べ、少ない補強材料で大きな補強効果をえることができ、補強後の外観形状、断面変化がほとんどない。以下にその特徴を示す。 1.高い曲げ補強効果 2.高いひび割れ抑制効果 3.たわみの回復
技術分野
  1. メイン分野
  2. 施設の長寿命化対策 コンクリート補強工法
  3. プレストレス導入工法
  4. 連続繊維緊張材による工法
  1. サブ分野1
  2. 土木工事(施設別)
  3. 農道(道路)
  4. 橋梁
技術の概要 既設の橋梁に対してB活荷重対応補強や、軽微な損傷に対する耐久性向上工事に使用する工法であり、コンクリート面及び鋼部材に緊張した炭素繊維プレート(アウトプレート)を機械式に定着することで、補強対象橋梁にプレストレスを導入し補強を行う工法である。
開発の
趣旨・目的
従来の工法(炭素繊維シート接着工法)では、既設コンクリート部材の表面に炭素繊維シートを接着させる工法により対応するのが一般的であったが、単純に補強材とコンクリートを接着させているだけでなので、補強材の剥離による部材の早期破壊が懸念され、終局耐力の向上には限界があった。また、鋼板などに比べて引張剛性が小さいため、コンクリート部材の剛性向上や、ひび割れの抑制効果にも同様の問題があった。以上の問題に対応すべくアウトプレートを既設橋梁の躯体に機械的に固定→緊張→定着することにより、効率よく補強対象部材へプレストレスを導入することが可能となった。
適用範囲
(適用条件)
・既設橋梁のB活荷重対応補強及び軽微な損傷に対する耐久性向上工事
・接着材にエポキシ樹脂を使用する為、雨天時の湿度85%以上では使用不可である。
・冬季施工の場合、低温時(外気5°未満)は樹脂の粘度が上昇して含浸性が低下する為、低温用樹脂を使用する。
構造・材料諸元/
製品仕様
炭素繊維プレートの性能
①240KN型 引張耐力240kN ヤング係数1.20×10⁵ 公称幅50mm 公称厚さ3.0mm
②360KN型 引張耐力360kN ヤング係数1.20×10⁵ 公称幅75mm 公称厚さ3.0mm
特徴
(メリット)
メリット
①両端に定着具を有する炭素繊維に張力を導入し、その定着具を機械的にコンクリート部材に定着して、プレストレスを導入し、使用する炭素繊維量を減らし炭素繊維に関する費用を半減させた。
②接着面積を減ずることにより、炭素繊維に関する施工日数を半減させた。
特徴
(デメリット)
デメリット
①支間12m以下の小規模橋梁においては、橋面積が少なく既存の炭素繊維シート接着工法の使用面積が小さいので比較した場合経済性に劣ることがある。 
採用実績
採用実績合計 78 件 農業農村整備事業 1 件
その他事業 77 件
  • 農業農村整備事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    九州農政局西諸農業水利事業所 2018 年度 宮崎県 平成29年度 西諸(二期)農業水利事業大平支線水路大平川水管橋製作架設工事
  • その他事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    群馬県渋川土木事務所 2022 年度 群馬県 補助公共 道路メンテナンス事業(橋梁) 御蔭橋補修工事
    国土交通省岡山国道事務所 2022 年度 岡山県 国道2号大樋橋橋梁補強工事
    福井県鯖江市役所 2021 年度 福井県 出口橋橋梁補修工事(20-102008)
    佐賀県佐賀土木事務所 2020 年度 佐賀県 松尾湯の原線(小副川工区)道路整備交付金工事(橋梁上部工)
    兵庫県姫路市役所 2020 年度 兵庫県 令和元年度 蒲田橋補強工事
    広島県広島市役所 2020 年度 広島県 一貫田橋災害復旧工事(3-1)
    兵庫県香美町役場 2020 年度 兵庫県 町道黒田線黒田大橋橋梁補修工事
    高知県四万十市役所 2019 年度 高知県 市道口屋内宇和線屋内大橋支線橋梁補修・補強工事
    熊本県天草市役所 2018 年度 熊本県 平成30年度 街路工第1号(都)下川原茂木根線橋梁(市案橋)拡幅その1工事(市案橋)
    和歌山県和歌山市役所 2018 年度 和歌山県 大和橋補修工事その2(大和橋)
連絡先情報
  • 連絡先を確認
    会社名 アウトプレート工法研究会 E-mail(メイン) h_karube@dps.co.jp
    所在地 〒 1040033
    東京都中央区新川2-27-1(東京住友ツインビルディング東館20階)ドーピー建設工業㈱内
    E-mail(サブ) k_tsutsumi@dps.co.jp
    TEL 0368710072
    担当部署 事務局 FAX 0368710081
    担当者 苅部秀次 URL https://www.outplate.com/
その他の情報
積算の参考情報
(単価・歩掛等)
施工単価は下記の条件により算出しました。
①構造形式:3径間連続中空床板橋 ②規模:L=24.0m W=10.45m(有効幅員) 250.8㎡
③炭素繊維使用本数 N=8本
材 料 費  炭素繊維プレート  8本  564,800円/本  4,518,400円
材 料 費  定着体固定プレート 16個  33,000円/個  528,000円
材 料 費  プライマー、接着剤他 8式  298,915円/式  2,391,320円
工 事 費  取り付け工事費 他  8本  212,847円/本  1,702,776円
機械経費 緊張ジャッキ 他  8本  10,680円/本  85,440円
合 計                            9,225,936円 (36,786円/㎡)
サポート体制 詳しくは上記「連絡先」及び「アウトプレート工法研究会HP https://www.outplate.com/」へお問い合わせ下さい。
特許

登録有

登録番号 第 4319066 号

実用新案
他機関の認証制度への登録
(最大3件)
東京都建設局「新材料・新工法集」 登録番号 NO.0401017
添付資料
発表文献
実績報文
カタログ・
パンフレット
単価・歩掛等
動画
その他