技術情報詳細

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技術情報詳細
登録番号 1224 登録年月 2021/11

開発年 2016年 更新年月 2024/05
技術名称 軟弱路床工用ツインガード
登録会社名 大嘉産業株式会社
開発会社名 大嘉産業株式会社
技術の要約 軟弱路床上に舗装を行うする際、路盤(置換)下に敷設するジオテキスタイル。本製品により分離材の機能を行い、路盤(置換)厚を軽減することができ、従来の軟弱路床工事で採用されていた置換工や安定処理工より掘削量を減らせ、工期短縮が図れる。
技術分野
  1. メイン分野
  2. 土木工事(共通)
  3. 地盤改良工
  4. 軟弱地盤処理工
  1. サブ分野1
  2. 土木工事(施設別)
  3. 農道(道路)
  4. 道路
技術の概要 本製品で行う軟弱路床上の舗装は、下層路盤(置換)下に本製品を敷設する事でCBR=3(%)等価の舗装工とされる。(図2を参照)
軟弱な路床を置換や改良するのではなく、軟弱路床と路盤(置換)との間に本製品を敷設することで分離材の役目をし、路盤材が軟弱路床土への混入を防ぎ、路盤(置換)厚の軽減や路盤(置換)材の品質を維持することで、CBR=3(%)等価舗装とする本製品ツインガードを用いた軟弱路床上舗装工である。
ツインガードは人力で路床面に敷設するだけなので、作業現場での粉塵や重機による騒音・振動を抑制できる。また季節や天候による影響が少なく、置換や安定処理などで必要な養生期間が不要となる。
開発の
趣旨・目的
従来の軟弱路床対策工(安定処理工法・置換工法)では路床層の改良工事が必要になるため、工期や工費を削減できる工法を開発した。
また従来工法では施工後の繰り返し交通荷重により粒状路盤(置換)材の路床への沈み込み、ポンピング作用で路床の軟弱土壌が路盤層に浮き上がる現象が起きていた。
本製品で路盤層と軟弱路床層を分離することにより、舗装の支持力を維持できるようにした。
適用範囲
(適用条件)
適用できる軟弱路床の範囲は、CBRが0.5以上3未満とし、舗装計画大型車交通量が1,000台/日・方向未満(交通量区分 I-1~Ⅳ)で、アスファルト舗装・コンクリート舗装・土砂舗装。

ジオテキスタイル製品の必要性能(試験方法 JIS L 1908)
 単位面積あたりの質量(g/㎡) : 300以上
 引張強度 引張強さ(kN/m) : 15.6以上
 引張強度 最大引張強さ時伸び率(%) : 40以上
構造・材料諸元/
製品仕様
材質 : ポリエステル長繊維不織布
規格 : 2.1m×100m、2.1m×50m/重量 : 300g/㎡以上/色 : 白・グレー
特徴
(メリット)
従来の軟弱路床対策工法(安定処理工法・置換え工法)と比較した特徴を挙げる。
①施工時の供用期間中に軟弱路床土と路盤材との混入を防ぐことができるので、分離機能で路盤厚さや品質が維持され、所要の舗装支持力を確保することができる。
②軟弱路床を直接改良したり遮断層を設ける必要がないので、従来工法より10~20%のコスト減が可能になる。
③軟弱路床を掘削する必要がないので建設発生土がほとんど生じない。そのため従来工法より搬出入車両台数を削減できるので安全性が高まり、搬送に伴うCO2排出量を抑制することができる。
④軟弱路床対策工としては人力で本製品を敷設するのみのため、重機による周辺への騒音・振動が抑制できる。
⑤路床土の掘削・置換え・安定処理で必要な養生期間が不要なため、工期短縮を図ることができる。
⑥資材の購入および搬入が容易で、分割施工が可能なので工事計画の作成も容易。
⑦地下埋蔵物や埋蔵文化財などの埋設深さの制限により路床改良が困難な場合に有効な工法。
特徴
(デメリット)
 
採用実績
採用実績合計 4 件 農業農村整備事業 1 件
その他事業 3 件
  • 農業農村整備事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    鹿児島県徳之島事務所  農村整備課 2016 年度 鹿児島県 第一浅間地区 農道工
  • その他事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    静岡市都市局都市計画部公園整備課 2018 年度 静岡県 平成29年度 公整第4号あさはた緑地整備その4工事
    群馬県前橋土木事務所 2014 年度 群馬県 主要地方道 前橋高崎線 道路工事
    佐伯市役所 2009 年度 大分県 佐伯市市道工事
連絡先情報
  • 連絡先を確認
    会社名 大嘉産業株式会社 E-mail(メイン) tsugawa.kinya@daika.co.jp
    所在地 〒 1400004
    東京都品川区北品川2丁目32番3号六行会総合ビル5階
    E-mail(サブ)
    TEL 0367160887
    担当部署 産業資材事業部 FAX 0367160826
    担当者 津川 欽矢 URL
その他の情報
積算の参考情報
(単価・歩掛等)
【価格】
TS-300 900円/㎡
TS-420 1,120円/㎡

添付資料に参考歩掛有り
サポート体制 1.製品の割付図を作成2.安定計算3.直接工事費を算出※詳細は上記連絡先までご連絡ください。
特許

実用新案
他機関の認証制度への登録
(最大3件)
添付資料
発表文献
実績報文
カタログ・
パンフレット
単価・歩掛等
動画
その他