技術情報詳細
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技術情報詳細
登録番号 | 0189 | 登録年月 | 2018/01 |
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開発年 | 1992年 | 更新年月 | 2018/01 | |||
技術名称 | N&H強制圧密脱水工法 (高真空N&H工法) | |||||
登録会社名 | 株式会社安藤・間 | |||||
開発会社名 | 真空圧密技術協会 | |||||
技術の要約 | 軟弱地盤に鉛直ドレーンを打設し、地表面に水平ドレーンや気密シートを敷設し真空駆動装置により気密シート内を減圧することで地盤の圧密沈下を促進する。高真空N&H工法は「気水分離方式」によって従来よりも高い真空圧を安定的に維持できる。 | |||||
技術分野 | ||||||
技術の概要 | 軟弱地盤改良工法の一種。改良したい範囲に鉛直ドレーンを打設し、地表面に敷設した水平ドレーンと連結した後、気密シートをかぶせ、真空駆動装置を用いて気密シート内を減圧することで、地盤に含まれる水や空気を強制的に脱水する。短期間で地盤の圧密沈下(密度増加)と強度増加が図れる。 新たに改良開発、実用化した「高真空N&H工法」は、気水分離システムの採用により、さらに安定した高品質の地盤改良が可能となった。 |
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開発の 趣旨・目的 |
気水分離方式の導入前(従来型N&H工法)は、真空駆動装置の分離タンクで水と空気を分離していたため、地盤沈下に伴って吸引する水の揚程が徐々に大きくなり、真空圧の経路が水で妨げられて、真空載荷圧(気密シート下の真空圧=減圧)が低下するという問題があった。そこで、気密シート下の地盤に分離タンク(排水ポンプ内蔵)を設置して、軟弱地盤から吸い上げた水と空気を分離することで「安定した高い真空圧」を地盤に作用させ続けることが確実になった。 その結果、高真空N&H工法は、従来型N&H工法に比べて、①圧密沈下が早く進む、②真空駆動装置1台あたりの改良面積が増え、コストが下がる、などを実現した。 |
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適用範囲 (適用条件) |
1. 軟弱粘性土の地盤改良(圧密沈下の促進と強度増加)。 2. 浚渫土砂など、含水比の高い土の脱水・減量化と性状改善。 3. 表層付近に通気性の高い砂礫層や、気密シートの破損の恐れのある突起物等がある場合には注意が必要。 4. 透水性の高い中間砂層が分布する場合や、改良下端に被圧帯水層が存在する場合には計画上の配慮が必要。 5. 硬質な中間層(N値8~13以上)がある場合は、ドレーン打設に補助工法などの検討が必要。 |
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構造・材料諸元/ 製品仕様 |
鉛直ドレーン材:KD-100、プラスチック通水芯入り不織布、幅10cm、厚さ7mm 水平ドレーン材:KD-30、プラスチック通水芯入り不織布、幅30cm、厚さ4mm 気密シート:アーパスシート、ポリ塩化ビニール、厚さ0.5mm 保護シート:プラスチック不織布、厚さ1mm以上 有孔集水管(特殊フィルター付き):有孔管口径65mm(VP管相当品) 真空駆動装置:真空ポンプ φ50mm、3.3 m3/分、最大96kPa(最大720mmHg)、排水ポンプ 4インチ |
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特徴 (メリット) |
1. 軟弱地盤での盛土施工に併用すると、高盛土、急速施工が可能となる。 2. 均質な地盤改良が可能で、載荷盛土工法と比べ、盛土材の搬入・撤去がなく、地盤強度に応じた段階施工も必要ないので、工期短縮、工費削減が図れる。また、周辺地盤の変状も軽微である。 3. セメントなどの固化材を使用する化学的固結工法に比べ、pH等の影響がなく、盛土搬入出のダンプトラックや大型重機もほとんど使用しないため、安全かつ環境負荷が少ない。 4. 真空圧のみでは強度等の改良目標の確保が難しいときには,サーチャージとして盛土荷重などを負荷する必要がある。 |
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特徴 (デメリット) |
採用実績
採用実績合計 | 196 件 | 農業農村整備事業 | 6 件 |
その他事業 | 190 件 |
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農業農村整備事業 参考実績
年度の新しいものから順に表示(最大20件)
発注者 施工年度 施工場所
(都道府県名)件名 報文の有無 東北農政局 荒砥沢ダム復旧事務所 2009 年度 宮城県 荒砥沢ダム災害復旧事業調整池造成(その1)工事 有 茨城県農林水産部農地局 2003 年度 茨城県 湛水防除事業入沼2期地区第2工区調整池造成工事 無 北陸農政局石川農地防災事業所 2003 年度 石川県 邑知地溝帯農地防災事業工事余喜排水機場仮回し水路 無 茨城県農林水産部農地局 2002 年度 茨城県 湛水防除事業入沼地区調整池造成工事 有 九州農政局 有明干拓事業所 2001 年度 長崎県 諫早湾干拓事業小江排水樋門(その1)工事 無 北陸農政局 邑知地溝帯農地防災事業建設所 2000 年度 石川県 余喜排水機場地盤改良工事 無
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その他事業 参考実績
年度の新しいものから順に表示(最大20件)
発注者 施工年度 施工場所
(都道府県名)件名 報文の有無 伊勢原市役所下水道課 2019 年度 神奈川県 平成30年度 浸水対策調整池整備工事 無 国土交通省山形河川国道事務所 2017 年度 山形県 上田地区道路改良工事 無 国土交通省山形河川国道事務所 2016 年度 山形県 河島道路改良工事 無 国土交通省山形河川国道事務所 2016 年度 山形県 横石道路改良工事 無 国土交通省山形河川国道事務所 2015 年度 山形県 ウワタ地区道路改良工事 無 国土交通省山形河川国道事務所 2015 年度 山形県 河島道路改良工事 無 東日本高速道路(株)東北支社 2014 年度 山形県 東北中央自動車道大洞トンネル工事 無 東日本高速道路(株)東北支社 2014 年度 山形県 東北中央自動車道赤湯工事 無 国土交通省山形河川国道事務所 2013 年度 山形県 河島地区道路改良工事 無 国土交通省山形河川国道事務所 2013 年度 山形県 横石道路改良工事 無
連絡先情報
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連絡先を確認
会社名 株式会社 安藤・間(安藤ハザマ) E-mail(メイン) nishio.tatsufumi@ad-hzm.co.jp 所在地 〒 3050822
茨城県つくば市苅間515-1E-mail(サブ) TEL 0298588813 担当部署 建設本部 技術研究所 土木研究部 FAX 0298588840 担当者 西尾 竜文 URL https://www.ad-hzm.co.jp/solution/ground/detail_12/
その他の情報
積算の参考情報 (単価・歩掛等) |
真空圧密技術協会(http://www.nandh.jp/)が発行している積算資料を参照。 | |||||
サポート体制 | 真空圧密技術協会 ・パンフレット、技術資料、積算資料、施工実績表などをホームページ(http://www.nandh.jp/)で公開している。 | |||||
特許 |
登録有 |
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有 |
登録番号 第 5735329 号 |
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実用新案 | 無 | |||||
他機関の認証制度への登録 (最大3件) |
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添付資料
発表文献 | |
実績報文 |
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カタログ・ パンフレット |
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単価・歩掛等 | |
動画 | |
その他 |