技術情報詳細
掲載されている技術情報は申請者により作成されたもので、(一社)農業農村整備情報総合センターは関知しておりません。
技術の詳細、見積り依頼等は以下の「連絡先」までお問合せください。
技術の詳細、見積り依頼等は以下の「連絡先」までお問合せください。
技術情報詳細
登録番号 | 0351 | 登録年月 | 2018/03 |
|
||
開発年 | 1999年 | 更新年月 | 2018/03 | |||
技術名称 | 限定充填工法 | |||||
登録会社名 | 飛島建設株式会社 | |||||
開発会社名 | 飛島建設(株)、国土交通省中部地方整備局、(一財)先端建設技術センター | |||||
技術の要約 | 充填材の流動性制御による地下空洞限定範囲の充填工法。 | |||||
技術分野 | ||||||
技術の概要 | 限定充填工法は、従来技術である充填工法(高流動性タイプ)の充填材の配合を基本として、さらに水ガラスを添加することで、その流動性を制御できるようにしたものである。これにより、充填が必要とされる範囲に限定した充填が可能となり、範囲外への充填材の大量流出を防止できる。 最初に流動性の低い端部材を対象範囲の外周部に連続施工して外壁を形成し、その後、内部に流動性の高い中詰材を充填する手順で施工する。 |
|||||
開発の 趣旨・目的 |
空洞充填工法において、流動性の低い端部材で対象範囲外への大量流出を防止し、また高い流動性の中詰材で、本来の特徴である良好な充填性を確保できる技術。 | |||||
適用範囲 (適用条件) |
適用範囲 ①適用可能な範囲 石炭・亜炭・金属鉱物採掘の廃坑、地下の採石跡、地下壕、廃棄トンネル、廃棄埋設管、石灰洞、溶岩トンネルのような地下空洞・空間に適用可能である。 ②特に効果の高い適用範囲 石炭・亜炭の廃坑や廃棄トンネルのような比較的高さの低い空洞・空間に特に効果が高い。 ③適用できない範囲 広大な高さの空洞・空間に対しては、端部材が莫大な体積を持つこととなり、非効率である。 |
|||||
構造・材料諸元/ 製品仕様 |
端部材の配合材料は、脱水ケーキ、固化材、水ガラス、水よりなり、中詰材は、脱水ケーキ、固化材、水よりなる。充填工事に際しては、あらかじめ配合試験を行い、品質目標値を満足する範囲で配合を決定する。そのなかで流動性に関する端部材のテーブルフロー値:140mm~180mm(フロー試験(テーブルフロー)、JIS R 5201)、中詰材の流下時間:9~14秒(流動性試験(P漏斗)、JSCE-F 521)(以上、一般社団法人充填技術協会規格)。 | |||||
特徴 (メリット) |
(1)品質の向上 対象範囲外へ充填材が大量にまた無秩序に流出することがなく、充填が必要とされる範囲に限定した充填が可能である。また、水ガラスのゲル化作用により、空洞内が水で充たされている場合でも分離抵抗性が高く、目標強度の達成が容易である。 (2)経済性の向上 従来の充填材に比べて、充填材に水ガラスを添加することから、材料単価が増加する。しかし、空洞率が高く広い空洞の一区画を充填する場合、対象範囲外への充填材の大量流出のロスがなくなることから、充填数量が大幅に減少し、工事費を低減することができる。 (3)リサイクル性の向上 空洞充填を行うことができる工法を広く考えた場合、充填材の材料には、全国各地の砕石工場で発生する脱水ケーキや粒状または紛体状の副産物を利用することができるため、リサイクル性に優れた工法である。 (4)水質の保全 本技術は水ガラスのゲル化作用により、水中での分離抵抗性が高くなることから、地下水の水質保全に有効である。試験施工や実際の工事においても、浮遊物質量、六価クロムなどについて、水質基準を満足することを確認している。 |
|||||
特徴 (デメリット) |
採用実績
採用実績合計 | 48 件 | 農業農村整備事業 | 0 件 |
その他事業 | 48 件 |
-
その他事業 参考実績
年度の新しいものから順に表示(最大20件)
発注者 施工年度 施工場所
(都道府県名)件名 報文の有無 御嵩町総務防災課 2019 年度 岐阜県 南海トラフ巨大地震亜炭鉱跡防災対策事業 第5-3-3期防災工事 無 長門大和建設(事業主:呉市) 2018 年度 広島県 防空壕埋戻工事(警固屋9丁目地区)(その2) 無 御嵩町総務防災課 2018 年度 岐阜県 南海トラフ巨大地震亜炭鉱跡防災対策事業 第1期②防災工事 無 御嵩町総務防災課 2018 年度 岐阜県 南海トラフ巨大地震亜炭鉱跡防災対策事業 第2、3期防災工事 無 中日本高速道路(株) 2017 年度 岐阜県 中央自動車道瑞浪地区道路改良工事 無 御嵩町総務防災課 2014 年度 岐阜県 南海トラフ巨大地震亜炭鉱跡防災モデル事業 第2期防災工事 無 御嵩町総務防災課 2014 年度 岐阜県 南海トラフ巨大地震亜炭鉱跡防災モデル事業 第3期防災工事 無 国土交通省中部地方整備局 2014 年度 岐阜県 亜炭坑充填工事 無 御嵩町総務防災課 2014 年度 岐阜県 南海トラフ巨大地震亜炭鉱跡防災モデル事業 第1期防災工事 無 岐阜県可茂土木事務所 2013 年度 岐阜県 公共 防災・安全交付金(補正)(路面陥没対策)工事 無 土地区画整理組合 2012 年度 愛知県 中志段味特定土地区画整理事業 亜炭坑充填工事 無 可児市・御嵩町中学校組合 2012 年度 岐阜県 共和中学校耐震地下充填工事 無 土地区画整理組合 2011 年度 愛知県 長久手中央土地区画整理事業亜炭坑充填工事 無 御嵩町総務防災課 2011 年度 岐阜県 特定鉱害復旧事業西之野・雨田地区充填工事 無 ダイヤ(事業主:国土交通省九州地方整備局) 2007 年度 長崎県 長崎497号沖田免地区改良(1工区)工事 無 山内土木(事業主:むつ市) 2006 年度 青森県 桜木町地区特殊地下壕対策工事 無 日本道路公団関東第一支社新潟管理局 2005 年度 新潟県 磐越自動車道安田地区盛土のり面補修工事 無 土地区画整理組合 2003 年度 愛知県 長湫南部土地区画整理事業亜炭充填工事 無 愛知県建設部 2002 年度 愛知県 大規模事業関連道路事業東部丘陵線建設工事 無 国土交通省中部地方整備局 2000 年度 岐阜県 東海環状可児亜炭坑充填工事 無
連絡先情報
-
連絡先を確認
会社名 飛島建設株式会社 E-mail(メイン) akio_sakamoto@tobishima.co.jp 所在地 〒 4600003
愛知県名古屋市中区錦1-5-11 名古屋伊藤忠ビル9FE-mail(サブ) TEL 0562926531 担当部署 名古屋支店充填工事統括事務所 FAX 0562926545 担当者 坂本 昭夫 URL http://www.tobishima.co.jp
その他の情報
積算の参考情報 (単価・歩掛等) |
下記の積算基準が整備されています。 キラ充填工法による空洞充填工事積算資料(2016),一般社団法人充填技術協会,2016年5月 |
|||||
サポート体制 | 詳細は上記の連絡先までお問い合わせください。 | |||||
特許 |
無 |
|||||
無 |
||||||
実用新案 | 無 | |||||
他機関の認証制度への登録 (最大3件) |
NETIS(国土交通省新技術情報提供システム) | 登録番号 CB-020031-A | ||||
添付資料
発表文献 |
|
実績報文 | |
カタログ・ パンフレット |
|
単価・歩掛等 | |
動画 | |
その他 |