技術情報詳細
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技術情報詳細
登録番号 | 1365 | 登録年月 | 2022/11 |
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開発年 | 2007年 | 更新年月 | 2022/11 | |||
技術名称 | D・Box工法(表層改良工法) | |||||
登録会社名 | メトリー技術研究所株式会社 | |||||
開発会社名 | メトリー技術研究所株式会社 | |||||
技術の要約 | D・Box工法 は砕石等を詰めた箱状の袋を基礎の下に敷くことで、袋内に設置された内部拘束具により一点で吊上げ形状を保持しセメント系固化材を使用せずにN値1程度の軟弱地盤の支持力を原地盤強度の3倍以上とすることが可能な工法である。 | |||||
技術分野 | ||||||
技術の概要 | D・Box工法は、弊社が土粒子の区画拘束原理を応用し開発した製品である。 セメント系固化剤を使用せずに一本のトラスバンドで内詰(砕石等)を吊上げ締固めることにより、袋と内部の拘束トラスバンドによる張力が作用し、中詰材の土粒子間に摩擦力を発生させ、拘束し、四角形状を保持する柔軟な構造である。荷重が均等に地盤に分布し、N値が1程度の軟弱地盤の補強、 液状化被害低減や振動対策等が可能な工法である。たわみ性基礎であり、トラスバン ドにより四角形状を保持するとともに底部は凹型形状で土を抱え込むことから、コンクリート基礎や一般土のうに比べ、偏心すること無く D・Boxの凹型底面全体に荷重が作用し、自身の持つせん断強度と、敷設時の転圧等による加圧を行うことにより、下面の軟弱土の過剰間隙水を吸収し、原地盤と一体化し大きな地盤支持力(原地盤の3倍以上)を得ることが可能な工法である。 | |||||
開発の 趣旨・目的 |
(1)軟弱地盤の地盤補強対策としてセメント系の表層混合処理工法が用いられる場合があるが、大型重機が必要なこと、軟弱地盤(N値1程度)での作業ができないこと、地下水の遮断による環境面への影響及び撤去の困難さ等の 難点がある。これらを克服して、簡便で大型重機を使用せずに地盤を補強できる工法を開発した。 (2)軟弱地盤上の道路路盤の下に土のうを設置して、交通振動を低減できることが知られていたが、内部拘束具を備えることで十分な地盤補強効果と振動低減効果を同時に期待できる工法を開発した。 (3)セメント系固化材による地盤改良工法に比べ、地中汚染することが無く、地中環境への影響を軽減する工法を開発した。 (4)原地盤に比べて高い透水性を有するD・Boxを使用することにより、地下水の流れを阻害しない工法を開発した。 |
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適用範囲 (適用条件) |
①適用地盤:SWS試験による原地盤の長期許容支持力度が10kN/m2以上、又は、N値1以上の地盤を対象とする。 ②鉛直方向の地盤改良範囲は、D・Box敷設幅の3倍程度(3~5m)までを目安とする。 |
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構造・材料諸元/ 製品仕様 |
図表・写真の「構造・材料諸元/製品仕様」を参照してください。 | |||||
特徴 (メリット) |
①D・Box工法は軟弱地盤上の基礎として、変形追従性に優れ、上部構造物の荷重を均等に分散させ、安定した地盤の補強が可能である。 ②D・Box工法は交通振動等を低減することが期待できる。 ③D・Box工法はポリプロピレン及び砕石によって構成されているため、地中への有害物質の溶出が無く、砂以上の透水性があることから、地下水の流れを遮断しないなど、地中環境への負荷を低減することが可能である。 ④D・Box工法はN値1程度の軟弱地盤上での簡易な重機(バックホウ)での施工が可能であり施工性も良く、工程を短縮することが可能である。また、撤去作業も容易である。 |
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特徴 (デメリット) |
①D・Box工法の深度方向の改良が期待できる深さは1袋の敷設幅の3倍程度(Max5m)までである。 |
採用実績
採用実績合計 | 2257 件 | 農業農村整備事業 | 24 件 |
その他事業 | 2233 件 |
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農業農村整備事業 参考実績
年度の新しいものから順に表示(最大20件)
発注者 施工年度 施工場所
(都道府県名)件名 報文の有無 滋賀県 湖東農業農林振興事務所 2020 年度 滋賀県 令和2年第1号 犬上南部地区 亀山工区排水路第8工事 無 近畿農政局 和歌山平野農地防災事業所 2020 年度 和歌山県 和田第5橋梁工事 無 東北農政局平鹿平野 農業水利事務所 2020 年度 秋田県 秋田県横手市内農業用水路敷設用D・BOX(皆瀬3号幹線用水路(その9)工事) 無 東北農政局平鹿平野 農業水利事務所 2019 年度 秋田県 皆瀬3号幹線用水路(その8)工事 無 静岡県東部農林事務所 2019 年度 静岡県 平成31年度経営体育成基盤整備韮山地区水路更新1工事 無 静岡県東部農林事務所 2019 年度 静岡県 平成31年度経営体育成基盤整備韮山地区水路更新3工事 無 静岡県東部農林事務所 2019 年度 静岡県 平成31年度経営体育成基盤整備韮山地区水路更新2工事 無 加須農林振興センター 2018 年度 埼玉県 総Ⅰ加)30はつ酒第101号導水路護岸工事 無 静岡県東部農林事務所 2018 年度 静岡県 H30年度経営体育成基盤整備韮山地区水路更新3工事 無 高島農業農村振興事務所 2018 年度 滋賀県 淡海ため池改修第2工事 無
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その他事業 参考実績
年度の新しいものから順に表示(最大20件)
発注者 施工年度 施工場所
(都道府県名)件名 報文の有無 北九州市建設局西部整備事務所 2022 年度 福岡県 西畑町擁壁設置工事(4-1) 無 碧南市開発水道部下水道課 2021 年度 愛知県 吹上排水区雨水管渠敷設工事(第一工区) 無 滋賀県湖東土木事務所 2021 年度 滋賀県 稲枝沢線単独道路改築工事 無 湯浅町役場 産業建設課 2021 年度 和歌山県 栖原排水区雨水幹線整備工事 無 滋賀県長浜土木事務所 2021 年度 滋賀県 大野木志賀谷長浜線補助道路整備工事 無 福岡県飯塚県土整備事務所 2021 年度 福岡県 県道才田筑前内野停車場線歩道設置工事 (4工区) 無 北九州市建設局東部整備事務所 工務第一課 2021 年度 福岡県 中貫貫弥生が丘1号線道路改良工事(3-1) 無 北九州市建設局道路部街路課 2021 年度 福岡県 城山西線取付道路他整備工事(3-1) 無 彦根市役所道路河川課 2021 年度 滋賀県 R3立花船町線道路改築工事 無 滋賀県南部土木事務所 2021 年度 滋賀県 守山川広域河川改修工事 無
連絡先情報
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連絡先を確認
会社名 メトリー技術研究所株式会社 E-mail(メイン) info@metry.jp 所在地 〒 3470031
埼玉県加須市南町3番40号E-mail(サブ) TEL 0480470366 担当部署 本社 FAX 0480612864 担当者 野本/嶋田 URL http://www.metry.jp
その他の情報
積算の参考情報 (単価・歩掛等) |
【製品単価】袋の標準単価であり、地盤条件、施工規模、施工場所により異なるため要確認 設計料、設置指導料、送料、中詰材、工事費は別途計上必要 ①LS75 (750×750×150):10,000円/袋 ②LS100(1000×1000×250):11,000円/袋 ③LS150(1500×1500×450):18,500円/袋 歩掛:D・Box協会発行のD・Box設計施工マニュアル参照 ※メール等にてお問い合わせください。 |
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サポート体制 | D・Box工法の施工は、メトリー技術研究所株式会社の技術指導を受けて、元請け業者が施工管理する。また、D・Box工法の設計はメトリー技術研究所株式会社から技術情報の提供を受け、設計者の責任で監理する。なお、技術指導を受けD・Box協会の設計・施工マニュアルに従ってD・Box工法を施工した元請業者(施工実施者を含む)に落ち度がない場合で、不具合や瑕疵・クレームが発生した場合には、メトリー技術研究所株式会社が責任をもって対応する。 | |||||
特許 |
登録有 |
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有 |
登録番号 第 7128996 号 |
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実用新案 | 無 | |||||
他機関の認証制度への登録 (最大3件) |
一財)沿岸技術研究センター D・Box工法 | 登録番号 18006号 | ||||
一財)日本建築センター 「D・Box工法(小規模建築物用)」 | 登録番号 BCJ-審査証明-266 | |||||
添付資料