技術情報詳細

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技術情報詳細
登録番号 0405 登録年月 2017/10
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開発年 2007年 更新年月 2017/10
技術名称 Sto乾式吹付耐震補強工法
登録会社名 StoCretec Japan株式会社
開発会社名 StoCretec Japan株式会社
技術の要約 河積阻害や建築限界等の構造寸法上制約のある既存RC構造物の耐震補強において、従来の対策工法である鋼板巻立て工法等よりも工期短縮・コスト縮減が可能であり、また、耐久性に優れた補強断面の形成により既存RC構造物の長寿命化が可能な工法である。
技術分野
  1. メイン分野
  2. 施設の長寿命化対策 コンクリート補強工法
  3. コンクリート増厚工法
  4. 吹付け工法
  1. サブ分野1
  2. 施設の長寿命化対策 コンクリート補強工法
  3. 部材の増設工法
  4. コンクリート増設工法
  1. サブ分野2
  2. 土木工事(施設別)
  3. 農道(道路)
  4. 橋梁
  1. サブ分野3
  2. 土木工事(施設別)
  3. 水路工
  4. 水路橋・水管橋
技術の概要  乾式吹付耐震補強工法は、補強用の鉄筋を既存RC構造物の周囲に設置し、設計かぶり厚に達するまでポリマーセメントモルタルを乾式吹付けにて増厚し、既存RC構造物と一体化して耐震性能を向上させる工法である。
 乾式吹付工法は湿式吹付工法とは異なり、吹付け直前のノズル部においてポリマーセメントに水を加えて吹付けるため、圧送ホース内の抵抗が少なく、長距離搬送・高速吹付けが可能である。
 吹付ノズル部で水を加えて高速度のエネルギーで締固めることにより、単位水量が抑えられ、また既存コンクリートとの付着性や鉄筋裏など狭所への充填性にも優れる。高密度・高品質の断面形成が可能であり、各種の劣化要因に対する耐久性に優れた工法である。
開発の
趣旨・目的
 RC構造物の耐震補強においては、RC巻立て工法などが用いられてきたが、河積阻害等の構造寸法上の制約や基礎への負担増加などの問題から採用が困難な場合があった。
 そこで、RC巻立て工法よりも巻立て厚を大幅に抑えられる本工法を開発した。また、河積阻害や建築限界への対策工法として採用されてきた、従来の鋼板巻立て工法や左官巻立て工法などよりも工期の短縮、施工コストの削減、施工性と耐久性の向上を目的とした。
適用範囲
(適用条件)
◇自然条件◇
・施工温度は+5℃~+30℃とし、これ以外は養生を行う。
・降雨時は雨がかからないようシートなどでの養生が必要。
◇現場条件◇
・施工可能範囲はプラントから水平距離約300m、垂直高さ約150m以内。
・プラントスペースW=6.0m、L=7.5m程度。(車上プラントの場合は4tトラック2台)
・吹付方向が下向きになる場合、人が立ち入れないような狭い場所は適用不可。
◇対象構造物◇
・RC構造物。主に橋脚(道路橋、水路橋・水管橋、歩道橋等)の耐震補強。
構造・材料諸元/
製品仕様
圧縮強度:62.5N/㎜2 、曲げ強度:9.6N/㎜2 、付着強度:2.2N/㎜2    
  ※詳細は添付資料“材料カタログ”を参照
特徴
(メリット)
◇巻立て厚の低減◇
・型枠を使用せず、高速度(約200km/h)の吹付けにて締固めながら増厚するため、型枠・補強
 鉄筋・既存RC構造物の間にコンクリート充填のためのあきを設ける必要がなく、RC巻立て
 工法よりも大幅に巻立て厚を抑えることができる。(次ページ 図表・写真等 参照)
・巻立て厚を抑えることで、自重の増加による基礎部への負担も軽減できる。
◇従来の対策工法(鋼板巻立て工法等)より施工性、耐久性が向上◇
・材料の長距離搬送が可能なことから広範囲施工に最適であり、また、厚付けができるため
 施工スピードが速く、工期の短縮が図れる。
・大型重機の使用、鋼板溶接やシール工・注入工が無くなり、トータル的に工期の短縮、施
 工コストの削減につながる。
・高密度・高品質の断面形成が可能で、中性化や塩害、凍害などに対する耐久性が高い。
・特に、河川内などの鋼材腐食環境下では、鋼板巻立て工法より有効である。
特徴
(デメリット)
 
採用実績
採用実績合計 293 件 農業農村整備事業 1 件
その他事業 292 件
  • 農業農村整備事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    農林水産省近畿農政局 東播用水二期農業水利事業所 2020 年度 兵庫県 淡河幹線水路(御坂サイフォン水路橋)耐震対策工事
  • その他事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    山口県 萩土木建築事務所 2020 年度 山口県 主要県道萩篠生線(松陰大橋)橋梁補修(防災安全 耐震)地工事 第1工区
    栃木県 宇都宮土木事務所 2020 年度 栃木県 地下河川耐震化工事 釜川放水路その1(安全川補)
    国土交通省中部地方整備局 浜松河川国道事務所 2020 年度 静岡県 令和2年度 1号三池橋二俣跨線橋橋梁補強工事
    宮城県 大河原土木事務所 2019 年度 宮城県 令和元年度社道復興橋補12-31-002号 荒川橋耐震補強工事(その2)
    国土交通省四国地方整備局 土佐国道事務所 2019 年度 高知県 令和元年度 国道56号新荘川橋耐震補強工事
    三重県 津建設事務所 2019 年度 三重県 平成31年度 (宝並橋他1橋)橋梁耐震対策(補強)工事
    岩手県 沿岸地域振興局 2019 年度 岩手県 津軽石川筋津軽石川水門耐震補強工事
    国土交通省中部地方整備局 紀勢国道事務所 2018 年度 三重県 平成30年度 42号熊野管内橋梁補強補修工事 (西郷川橋)
    新潟県 新発田地域振興局 2018 年度 新潟県 国道113号(次第浜橋)防災安全緊急(耐震補強)橋脚補強その4工事
    水資源機構 利根導水事業所 2017 年度 埼玉県 大規模地震対策末田須賀堰外耐震補強工事
    新潟市 下水道部 2017 年度 新潟県 新潟市 下水道部
    北海道開発局 室蘭開発建設部 2017 年度 北海道 一般国道336号 様似町二雁別橋補修工事
    島根県 出雲県土整備事務所 2016 年度 島根県 (-)十六島直江(停)線 西代橋防災安全交付金(橋梁耐震)工事
    JR東日本 2016 年度 山形県 仙台土木技術センター管内橋脚耐震補強工事(1工区) 第2大滑沢橋梁
連絡先情報
  • 連絡先を確認
    会社名 StoCretec Japan株式会社 E-mail(メイン) saitou-s@cretec-japan.co.jp
    所在地 〒 1600022
    東京都新宿区新宿1-3-8 YKB新宿御苑6F
    E-mail(サブ)
    TEL 0359194701
    担当部署 技術本部 FAX 0359194705
    担当者 斎藤 慎矢 URL http://www.cretec-japan.co.jp/
その他の情報
積算の参考情報
(単価・歩掛等)
Sto乾式吹付耐震補強工法の一連の概算工事費は次のとおり。(100m2当り)
(鉄筋は主鉄筋SD345-D16、帯鉄筋SD345-D13、鉄筋量計1.6t、ポリマーセメントモルタルの吹付け厚さが50mmと仮定した場合。)

下地処理工:235,000、鉄筋取付工:450,000、乾式吹付工:4,747,000
⇒計:5,432,000 
※詳細は、上記連絡先までお問い合わせください。
サポート体制 Sto乾式吹付耐震補強工法の施工は、国内に50社以上ある施工代理店が行う。日本全国に施工代理店があるため、施工場所や施工規模に制限はなく、機械やノズルマンの応援要請にも柔軟に対応できる。※詳細は、上記連絡先までお問い合わせください。
特許

実用新案
他機関の認証制度への登録
(最大3件)
NEXCO新技術・新工法 登録番号 0
静岡県 新技術・新工法情報データベース 登録番号 1419
添付資料
発表文献
実績報文
カタログ・
パンフレット
単価・歩掛等
動画

Sto乾式吹付耐震補強工法.mp4

StoCretec Japan株式会社

その他