技術情報詳細

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技術情報詳細
登録番号 1386 登録年月 2023/11

開発年 2011年 更新年月 2024/01
技術名称 T&C防食ー塩害用ー(コンクリート塩害劣化防止表面含浸工法)
登録会社名 株式会社 日興
開発会社名 五洋建設株式会社、東洋大学、株式会社日興
技術の要約 2種類の含浸材をコンクリート表面に塗布することで、劣化因子の侵入を効果的に抑制し、特に塩害抵抗性を飛躍的に高めた技術です。
技術分野
  1. メイン分野
  2. 施設の長寿命化対策 コンクリート補修工法
  3. 表面処理工法
  4. 表面含浸工法
  1. サブ分野1
  2. 土木工事(共通)
  3. コンクリート工
  1. サブ分野2
  2. 建築
  3. 建築(建屋・建具)
  1. サブ分野3
  2. 土木工事(施設別)
  3. 水路工
  4. 用水路(開水路)
技術の概要  本技術は性質の異なる2種類の含浸材をコンクリート表面に塗布することで、外観を変えずに基材表層部の緻密化を図り、同時に疎水性を付与する事ができるハイブリッド型の表面含浸工法です。
 コンクリートの表層部を緻密化することで、コンクリート内部の劣化因子の侵入経路を狭め、更に撥水性を付与することで、飛沫や波浪等に含まれる塩分や水分等の劣化因子がコンクリート表面に付着することを防ぎます。この2つの効果によってコンクリート内部への劣化因子の侵入を効果的に抑制することができます。
 各種遮塩性試験結果による試算では、塩害に対する耐久性を無処理に比べ3倍以上に向上できることを確認しました。
 塩害抑制対策を主目的に開発した技術ですが、凍害や中性化などの予防保全対策としても有効であり、更に防汚(藻)性、表面硬度増が併せて期待できます。
開発の
趣旨・目的
 現在、建設後年代を経たコンクリート構造物の塩害や凍害、中性化などによる劣化が大きな問題となっています。一方で、本格的な維持更新時代を迎えるにあたり、厳しい財政制約のもと、費用対効果に優れた対策が求められています。
 本技術は、塗布するだけの施工でコンクリートの耐久性を飛躍的に向上させるとともに経済性、維持管理性に優れた2液タイプのハイブリッド型表面含浸工法です。
 2004年5月に建設技術審査証明を取得した表面含浸工法「T&C防食」(建設技術審査証明 第0403号)に使用していた材料の構成を改良し、特に塩化物イオンの侵入抑制効果を高めた技術です。
適用範囲
(適用条件)
新設から既設コンクリート構造物まで幅広く使用することができます。コンクリート内部に浸透してその表層部を改質するため、外力による材料の剥がれの心配がなく、流水や流砂等が作用する場所にも適用可能です。
構造・材料諸元/
製品仕様
【T&C防食ー塩害用ーA液】けい酸塩系表面含浸材 荷姿:20kg入ペール缶
【T&C防食ー塩害用ーB液】シラン系表面含浸材 荷姿:13kg入一斗缶
特徴
(メリット)
①大掛かりな作業は不要で塗布するだけでコンクリートの耐久性を向上を図れます。
②適用後の外観変化はなく、コンクリートの変状を把握しやすい。
③速乾性であり、効果の発現が早い材料設計。
④塗布後の水質に悪影響がないことを各種溶出試験により確認しています。
特徴
(デメリット)
①セメント系下地材のみにしか適用できない。 
②カラー化に対応していない。
採用実績
採用実績合計 132 件 農業農村整備事業 1 件
その他事業 131 件
  • 農業農村整備事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    岐阜県東濃農林事務所 2023 年度 岐阜県 県営ため池等整備事業土岐防2期地区日吉防災ダム修繕工事
  • その他事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    北海道 2022 年度 北海道 白糠漁港生産基盤整備事業
    国土交通省関東地方整備局 2022 年度 神奈川県 令和3年度横浜港新本牧地区護岸(防波)A築造工事
    沖縄防衛局 2022 年度 沖縄県 石垣島(3)火薬庫新設土木その他工事(その1)
連絡先情報
  • 連絡先を確認
    会社名 株式会社日興 E-mail(メイン) kaneko@nikko-gp.co.jp
    所在地 〒 1670043
    東京都杉並区上荻1-24-19シャイン荻窪ビルB1F
    E-mail(サブ) NK@nikko-gp.co.jp
    TEL 0333937641
    担当部署 技術開発部 FAX 0333937632
    担当者 金子洋一 URL https://www.nikko-gp.co.jp
その他の情報
積算の参考情報
(単価・歩掛等)
クリスタルコンクリート協会による歩掛り
5,100円/㎡(300㎡以上対象、R5東京都労務単価にて算出、素地調整および洗浄別途、消費税別、直接工事費)
*詳細は上記連絡先までお問い合わせください。
サポート体制 クリスタルコンクリート協会会員による責任施工。*詳細は上記連絡先までお問い合わせください。
特許

実用新案
他機関の認証制度への登録
(最大3件)
東京都港湾局新材料・新工法 登録番号 24010
兵庫県新技術 登録番号 140022
福岡新技術・新工法 登録番号 1301006A
添付資料
発表文献
実績報文
カタログ・
パンフレット
単価・歩掛等
動画
その他