技術情報詳細
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技術情報詳細
登録番号 | 1402 | 登録年月 | 2024/04 |
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開発年 | 2007年 | 更新年月 | 2024/05 | |||
技術名称 | IPH工法(内圧充填接合補強) | |||||
登録会社名 | SGエンジニアリング株式会社 | |||||
開発会社名 | SGエンジニアリング株式会社 | |||||
技術の要約 | IPH工法は、経年劣化や地震などにより傷んだコンクリート構造物の「強度回復」「長寿命化」を実現する注入工法である。 躯体内部に存在する空気と注入樹脂を置換し、微細なひび割れまで充填できる、特許及び土木学会の技術評価を得ている技術である。 | |||||
技術分野 | ||||||
技術の概要 | コンクリート構造物の劣化する原因としては、経年劣化のほか、初期欠陥や使用材料による劣化、地震や振動などの外力の影響を受ける劣化など様々である。 IPH工法は劣化したコンクリート構造物を内部から健全化することを目的とした注入工法である。 コンクリート表面から穿孔して躯体内部に存在する空気を外部に排出できる機能を持つ注入器を使用し、樹脂を微細なひび割れまで高密度・高深度に充填し、コンクリートの一体化、部材の強度回復、鉄筋の付着力回復・防錆、止水、中性化抑制等を高める技術である。 工程としては、表面清掃後、注入ポイントをマーキングし、水循環式の機材で穿孔する。台座を取り付け、樹脂漏れ防止を行い、注入を行う。加圧したまま締め固め、硬化後注入器を撤去し、表面を清掃する。 |
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開発の 趣旨・目的 |
IPH工法は低圧樹脂注入工法に括られてしまうが、補修目的が異なる。 従来の注入工法では、注入の際に躯体内部の空気が反発し、奥までは樹脂が充填できず、表面のみの補修になってしまう。表面を塞ぐだけでは構造物本来の補修にはならないと考え開発をしてきた。 本工法は躯体内部の空気と樹脂を置換し、奥深くまで充填し、部材そのものを健全化することで構造物の長寿命化を図ることを目的としている。 |
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適用範囲 (適用条件) |
適用範囲 ・既設コンクリート構造物全般 適用条件 ・外気温5℃以下の場合は加温養生対策及び樹脂変更の検討が必要 |
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構造・材料諸元/ 製品仕様 |
VDRダイヤモンド吸塵システム(SGエンジニアリング㈱)/下地処理工・グラインダー IPHミストダイヤ(SGエンジニアリング㈱)/穿孔工・水循環型穿孔器具 IPHカプセル(SGエンジニアリング㈱)/注入工・注入器 E-396H(SGエンジニアリング㈱)/注入工・エポキシ樹脂 A-396MSC/注入工・アクリル樹脂 ピックアップシール(SGエンジニアリング㈱)/漏れ止め工・可剥性シール |
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特徴 (メリット) |
・外観を変えることなく、構造部材の健全化が可能 ・大きな機材は必要なく、手持ちの穿孔器具と注入器で対応できる ・従来の注入工法と比較すると単価は割高となるが、充填性能やライフサイクルコストで考えると同等または安価になる可能性がある |
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特徴 (デメリット) |
・従来の注入工法と単価のみの比較すると割高になる |
採用実績
採用実績合計 | 447 件 | 農業農村整備事業 | 10 件 |
その他事業 | 437 件 |
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農業農村整備事業 参考実績
年度の新しいものから順に表示(最大20件)
発注者 施工年度 施工場所
(都道府県名)件名 報文の有無 いちき串木野市役所 農政課耕地係 2023 年度 鹿児島県 第一中ノ平橋補修工事 無 鹿屋市役所 農地整備課 2022 年度 鹿児島県 真戸原線1号橋梁補修工事(R4) 無 安佐北区役所 農林建設部域管理課 2022 年度 広島県 安佐北4区407号線(雲田橋)橋りょう補修工事(3-1) 無 浜田市 2021 年度 岡山県 農業水路等長寿命化・防災減災事業(戸川地区)用水路改修工事 無 佐賀県杵藤農林事務所 2020 年度 佐賀県 柳瀬地区県営ため池等整備事業(河川応急)工事(堰改修工) 無 鹿屋市役所 農地整備課 2019 年度 鹿児島県 上谷地区水路修繕 無 岡山県備前県民局 農林水産事業部 2018 年度 岡山県 農村地域防災事業(農業用河川工作物応急対策)河原屋地区-工事用道路工事 無 岡山県備前県民局 農林水産事業部 2018 年度 岡山県 農林地域防災減災事業(農業用河川工作物応急対策)中泉地区 サイホン部護床工事 無 福井県 坂井農林総合事務所 2017 年度 福井県 平成29年度基幹水利施設管理事業坂井北部地区第3号工事 無 倉敷市役所児島支所産業課農業土木係 2016 年度 岡山県 荒神木井堰改修工事 無
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その他事業 参考実績
年度の新しいものから順に表示(最大20件)
発注者 施工年度 施工場所
(都道府県名)件名 報文の有無 西伊豆町 2023 年度 静岡県 令和4年度繰越道路メンテナンス国庫補助事業唐太トンネル長寿命化対策工事 無 高知県西土木事務所 越知土木事務所 2023 年度 高知県 宗津川砂防メンテナンス工事 提冠コンクリートひび割れ補修工事 無 大阪市建設局 2023 年度 大阪府 阪急高架橋耐震対策工事-2 第2施工 無 岩手県県南広域振興局 2023 年度 岩手県 一般国道397号種山1号スノーシェルター補修工事 無 長野県 伊那建設事務所 2022 年度 長野県 令和3年度 国補道路メンテナンス(橋梁)工事(坂戸橋) 無 西条市 2019 年度 愛媛県 西建維橋補第2号 市道東之川東西線大宮橋補修工事 無 愛知県地域振興部 2018 年度 愛知県 県営名古屋空港構内道路改良工事(その5)土木施設工事(その18)合併工事 無
連絡先情報
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連絡先を確認
会社名 SGエンジニアリング株式会社 E-mail(メイン) info@sge-k.com 所在地 〒 7330861
広島県広島市西区草津東1丁目11-51E-mail(サブ) komuro@sge-k.com TEL 0822736954 担当部署 IPH事業部 FAX 0822727276 担当者 小室 睦江 URL https://sge-k.com
その他の情報
積算の参考情報 (単価・歩掛等) |
2024年度IPH工法協会積算基準・東京労務単価で算出 ①ひび割れ注入(5ヶ所/m、注入1回、穿孔7cm) ②断面接合注入(36ヶ所/㎡、注入1回、穿孔7cm) |
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サポート体制 | IPH工法の施工は、IPH工法協会会員であり協会が実施する技能士講習を受講し、合格した「IPH工法施工技能士」が従事する。また、当協会技術委員、施工指導員の技術支援も可能である。 施工技能士の有効期限は5年とし、以後の更新には、再度技能士講習を受講し、ライセンスの更新を行う。 使用材料については、品質証明書の提出が可能である。 | |||||
特許 |
登録有 |
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有 |
登録番号 第 5941585 号 |
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実用新案 | 無 | |||||
他機関の認証制度への登録 (最大3件) |
公益社団法人土木学会 技術評価認定 | 登録番号 第0020号 | ||||
添付資料
発表文献 | |
実績報文 |
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カタログ・ パンフレット |
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単価・歩掛等 |
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動画 |
1(大宮橋再生短縮版).mp4 SGエンジニアリング株式会社 2(IPH工法 空気抜きの原理).mp4 IPH工法協会 |
その他 |
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