技術情報詳細

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技術情報詳細
登録番号 1439 登録年月 2025/06

開発年 2024年 更新年月 2025/06
技術名称 ⼟壌改良粒状固化と分別促進付着防⽌を⾏う粉末剤「CS-1」
登録会社名 テクニカ合同株式会社
開発会社名 テクニカ合同株式会社
技術の要約 ⾼含⽔⼟砂や⾼粘性⼟砂を即時的に粒状固化、付着防⽌し乾燥促進効果も付与する⼟砂改質剤であり、廃棄物(プラスチック片、木片等)混じり⼟の分別促進も可能である。
技術分野
  1. メイン分野
  2. 土木工事(施設別)
  3. ため池
  1. サブ分野1
  2. 土木工事(施設別)
  3. 海岸・河川、干拓
  4. 浚渫工
  1. サブ分野2
  2. 土木工事(施設別)
  3. ダム
  4. その他
  1. サブ分野3
  2. 建設副産物
  3. 建設発生土
技術の概要 本技術は浚渫土などの軟弱⼟に対して粒状固化・強度発現ができる中性の粉末固化処理剤である。従来は⽣⽯灰等を使⽤していたが、本技術の活⽤により材料費削減や⼟砂の再利⽤先の拡⼤による経済性の向上、環境影響改善、施⼯効率改善による⼯期の短縮が図られる。
開発の
趣旨・目的
従来浚渫工事で発生した土砂はそのまま天日干しするか生石灰等を多量に添加して対処していた。しかし前者は養生時間が非常に長く、後者は施工性に難があり、さらに土砂が高アルカリ土となる課題があった。
上記のような問題を解決するため開発されたのが本技術「CS-1」である。本技術では土砂に対して5~30kg/㎥添加攪拌することで非常に短時間で中性で付着の無い粒状⼟砂となるため、材料費削減や再利⽤先の拡⼤による経済性の向上、施⼯効率改善による⼯期の短縮が図られる。さまた、数日養生することで、埋め戻し等に適した状態にすることも可能である。
本技術は土砂を付着性の無い粒状状態に変える特徴により、廃棄物(プラスチック片や木片等)混じり土の分別処理の促進剤としても使用可能である。
適用範囲
(適用条件)
・ため池や河川等の浚渫⼯事から発⽣した浚渫⼟の運搬または再利⽤
・ため池や河川等の浚渫⼯事から発⽣した廃棄物(プラスチック片、木片等)混じり⼟の分別
・豪⾬災害等から発⽣した⾼含⽔泥⼟運搬または再利⽤
・豪⾬災害等から発⽣した廃棄物混じり⼟の分別
・⼟砂の掘削を伴う⼯事から発⽣した軟弱⼟砂の改質、再利⽤または⾼粘性⼟砂のハンドリング改善
構造・材料諸元/
製品仕様
本技術は中性の固化処理剤で⾼分⼦重合体、ケイ酸塩鉱物、炭酸塩等を主成分としている。
対象目的:高含水土砂や高粘性土砂の改良または廃棄物(プラスチック片、木片等)混じり土の分別
性状:白色~淡黄色粉末
pH(1wt%溶液):7.0~9.0
嵩比重:1.0~1.2
荷姿:500㎏,1tフレコン、20㎏紙袋
目安添加量:土砂1㎥に対して5~30kg
特徴
(メリット)
・本製品は中性で改質時の発熱やpHの変動等が無いため安全に使⽤できる。
・セメントや⽣⽯灰と⽐較して少ない添加量で改質・強度発現が可能である(⽬安添加量:5〜30kg/㎥)。
・従来無機系・ポリマー系固化剤と⽐較して攪拌時間が短い(バックホウによる攪拌で10分程度)。
・攪拌中に重機への付着が無くなり、粒状化するので改質完了⽬安がわかりやすい。
・廃棄物混じり土に対しては添加攪拌後に土だけが付着性のない粒状になるため、廃棄物の判別がしやすくなり、スクリーンの目詰まりも起こりにくくなる。
・改質直後でも⼀定の強度が発現するが、数日養⽣を経ることでさらに強度が発現し再利用がしやすい。
特徴
(デメリット)
・⾬天等悪天候中の使用は難しい。
・泥水に近い状態の土砂は対象外である(目安土砂比重1.3以下)。
・pHが3以下もしくは10以上となるような⼟砂あるいは⾼塩分濃度の⼟砂の場合は⽬安以上の添加量となる可能性がある。(セメント混じり⼟等)
・本製品はセメントのように元の⼟砂以上の強度を発現することは
できない。
・本製品は細かい粉体なので風の強い日は特に防塵対策をする必要がある。
・養⽣後の強度を必要とする場合は改質後の⼟砂を乾燥に適した状態(野積等)にする必要があるがこの間雨が降ると強度発現は期待できない。
採用実績
採用実績合計 2 件 農業農村整備事業 0 件
その他事業 2 件
  • その他事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    埼玉県秩父県土整備事務所 2024 年度 埼玉県 緊急浚渫工事合角ダム土砂搬出工その3
    三重県四日市建設事務所 2023 年度 三重県 令和4年度鹿化川河川改修(治水対策)工事
連絡先情報
  • 連絡先を確認
    会社名 テクニカ合同株式会社 E-mail(メイン) info@technica-goudou.co.jp
    所在地 〒 6580015
    兵庫県神戸市東灘区本山南町8丁目6番26号 東神戸センタービル12階
    E-mail(サブ) kuroki@technica-goudou.co.jp
    TEL 0784360280
    担当部署 MTLチーム FAX
    担当者 黒木 琢也 URL
その他の情報
積算の参考情報
(単価・歩掛等)
都度お見積もり
サポート体制 ● 本製品サンプルの無償提供● 現地発生土を用いた配合試験の無償実施● 各種関連資料のご提供
特許

申請中 , 登録有

登録番号 第 7533908 号

実用新案
他機関の認証制度への登録
(最大3件)
国土交通省新技術情報提供システム(NETIS) 登録番号 KT-240137
添付資料
発表文献
実績報文
カタログ・
パンフレット
単価・歩掛等
動画

CS-1 製品特徴動画.mp4

テクニカ合同株式会社

その他