技術情報詳細
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技術情報詳細
登録番号 | 1016 | 登録年月 | 2018/04 |
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開発年 | 1990年 | 更新年月 | 2024/10 | |||
技術名称 | ビオクリート(高流動コンクリート) | |||||
登録会社名 | 大成建設株式会社 | |||||
開発会社名 | 大成建設株式会社 ・ 武田薬品工業株式会社 | |||||
技術の要約 | 締固め作業を必要とせず、高品質なコンクリート構造物の構築が可能な高流動コンクリート。 | |||||
技術分野 | ||||||
技術の概要 | ビオクリートは、高流動性と高材料分離抵抗性を兼備えたコンクリートであり、締固め作業を行わずとも材料自体の高流動性により、複雑に配筋された型枠の隅々まで独自に充填する能力を有する高流動コンクリートである。 高強度性、低発熱性、低収縮性などの特殊な性能が必要な場合には、各種セメントに石灰石微粉末、膨張材などの各種混和材を組み合せることにより、ビオクリートの適正配合を容易に提供できる。 |
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開発の 趣旨・目的 |
高流動コンクリートの製造面での課題として、品質変動が生じ易く製造管理が難しいことが挙げられる。しかし、ビオクリートにおいては増粘剤「ビオポリー」を添加することによって、安定した品質の高流動コンクリートを容易に製造することを可能とした。 | |||||
適用範囲 (適用条件) |
・施工条件や環境条件の違いによる制約はなく、コンクリート構造物全般およびコンクリート二次製品へ適用可能である。特に、締固め作業を行うことが困難な高密度配筋部材や閉鎖空間への充填コンクリートとして有効である。 ・打込み後は自重により独自に流動するが、標準的な流動距離は10m程度以下の範囲となるように打込み個所(吐出口)を設ける必要がある。 ・鋼管充填や鋼コンクリート合成部材あるいは逆打ち等のように、閉鎖空間に充填する場合には適切な個所に空気扱き孔や空気管などを設ける必要がある。 |
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構造・材料諸元/ 製品仕様 |
・ビオクリートは、任意に組み合わせたセメントをはじめとする数種の粉体材料と細骨材・粗骨材に加え、高流動性を付与するための高性能AE減水剤、および、高分離抵抗性を付与するための増粘剤(分離低減剤)として微生物の発酵技術により生産される天然高分子「ビオポリー」を適量添加することによって製造する。 ・ビオクリートの製造方法は、一般のコンクリートと殆ど同様である。 ・増粘剤「ビオポリー」は微粉末状の材料であり、他の材料を投入する際に同時に粉末のまま投入する。 |
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特徴 (メリット) |
◎メリット ・強度発現性や低発熱性などの要求性能に応じたコンクリートの適正配合を、セメントをはじめとする種々の粉体材料の組合わせにより容易に提供できる。 ・使用材料の品質変化や計量誤差等の影響を受け難く、安定した品質を容易に確保できる。 ・締固め作業を必要としない。特に、高密度配筋部材は勿論のこと、作業スペースが無く締固めが困難な閉鎖空間においても、容易に高精度の充填性を確保できる。 ・締固め作業等の人為的な施工誤差がないことから、部材全体として均等なコンクリート躯体が得られる。 |
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特徴 (デメリット) |
◎デメリット ・側圧が大きいため(ほぼ液圧で作用する)、型枠支保エには十分な剛性を必要とする。 ・粗骨材の最大寸法以上の隙聞や孔があるとコンクリートの漏出が止まらないため、せき板どうしの隙間や大きな孔が無いように、型枠の組立精度に留意する必要がある。 ・通常のコンクリートと比べて凝結硬化に要する時間が比較的長いため(1.5倍程度)、表面仕上げの時期が遅くなる傾向にある。 |
採用実績
採用実績合計 | 202 件 | 農業農村整備事業 | 0 件 |
その他事業 | 202 件 |
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その他事業 参考実績
年度の新しいものから順に表示(最大20件)
発注者 施工年度 施工場所
(都道府県名)件名 報文の有無 NEXCO東日本 2016 年度 千葉県 東京外環自動車道田尻工事 無 JR東日本(株) 2015 年度 千葉県 JR千葉駅改良工事 無 JR東海(株) 2013 年度 愛知県 名古屋駅付近名鉄函体防護工事 無 京王電鉄(株) 2012 年度 東京都 京王線東府中駅立体交差工事 無 (独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構 2011 年度 愛媛県 波方基地LPG貯槽工事(底設プラグ) 無 (独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構 2010 年度 富山県 神通川橋梁工事 無 (独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構 2008 年度 愛媛県 波方基地LPG貯槽工事(換気竪坑・頂設プラグ) 無 西大阪高速鉄道(株) 2007 年度 大阪府 西大阪延伸線建設工事 無 国交省 中国地方整備局 2006 年度 鳥取県 志戸坂峠道路毛谷トンネル工事 無 国交省 近畿地方整備局 2006 年度 大阪府 大阪港夢洲トンネル沈埋函工事 無 首都高速道路公団 2004 年度 神奈川県 首都高速川崎縦貫道路MMST工事 無 東京電力 2002 年度 福島県 東電広野火力発電所増設工事 無 電源開発 2001 年度 新潟県 奥只見ダム増設工事 無 東日本旅客鉄道(株) 2000 年度 宮城県 JR東日本利府橋工事 無 北海道開発局 1999 年度 北海道 忠別ダムコンクリート堤体工事 無 日本道路公団 1998 年度 愛知県 第二名神高速揖斐川橋西工事・東工事 無 東京電力 1997 年度 千葉県 東京電力姉崎補修工事 無 東京都港湾局 1996 年度 東京都 東京湾臨海道路 城南島側沈埋トンネル工事 無 川崎市 1995 年度 神奈川県 川崎市水道局渋川貯水槽工事 無 東京ガス 1994 年度 神奈川県 東京ガス扇島LPGタンク工事 無
連絡先情報
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連絡先を確認
会社名 大成建設株式会社 E-mail(メイン) jun.sakamoto@sakura.taisei.co.jp 所在地 〒 2450051
横浜市戸塚区名瀬町344-1E-mail(サブ) TEL 0458147228 担当部署 技術センター 社会基盤技術研究部 FAX 0458147255 担当者 坂本 淳 URL http://www.taisei.co.jp/
その他の情報
積算の参考情報 (単価・歩掛等) |
ビオクリートの材料単価(1m3当り)は、所要の性能や使用可能な材料に応じて適宜、配合設計するため、定まった単価は無いが、高性能AE減水剤や分離低減剤の使用に伴う費用増分やプラント管理費増分などを見込む必要がある。 | |||||
サポート体制 | 上記の連絡先までご相談ください。 | |||||
特許 |
登録有 |
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有 |
登録番号 第 2571729 号 |
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実用新案 | 無 | |||||
他機関の認証制度への登録 (最大3件) |
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添付資料
発表文献 |
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実績報文 |
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カタログ・ パンフレット |
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単価・歩掛等 | |
動画 | |
その他 |