技術情報詳細

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技術情報詳細
登録番号 1022 登録年月 2022/02

開発年 2007年 更新年月 2024/04
技術名称 CSモルタル工法(水路補修改修工法)
登録会社名 水路補修改修工法研究会
開発会社名 株式会社 アストン  株式会社 総合開発
技術の要約 表面含浸工法(CSクリアー)と無機系被覆工法(CSモルタル)の複合工法(表面改質複合工法)による補修で、新設時の美観と耐久性にまで機能を回復し、既設水路を長寿命化(延命化)させ、ライフサイクルコストを低減する。
技術分野
  1. メイン分野
  2. 施設の長寿命化対策 コンクリート補修工法
  3. 表面処理工法
  4. 表面被覆工法(無機系)
  1. サブ分野1
  2. 施設の長寿命化対策 コンクリート補修工法
  3. 表面処理工法
  4. 表面含浸工法
  1. サブ分野2
  2. 施設の長寿命化対策 コンクリート補修工法
  3. 断面修復工法
  4. 左官工法
  1. サブ分野3
  2. 施設の長寿命化対策 コンクリート補修工法
  3. ひび割れ補修工法
  4. ひび割れ充填工法
技術の概要 劣化部除去後のコンクリート表面にCSクリアーを塗布含浸させ、表層部を緻密にして骨材の欠落を防止し、洗堀されている部分の断面をCSモルタルで修復する際に、厚みを骨材の面(型枠面)までで留めることで、剥離を防止し水路断面の減少も回避することができる。
仕上げに、修復面にCSクリアーを塗布含浸させ、CSモルタルを緻密にして水密性や耐摩耗性などを向上させ、表面保護による延命化を実現する。

CSクリアー(けい酸塩系表面含浸材)
・補修改修時の下地処理材およびCSモルタル被覆後の表面保護材として優れた効果を発揮する。
・無機質材のため有害物質を含まず安全である。
CSモルタル(無機系被覆材:ポリマーセメントモルタル)
・繊維で補強されているため、ひび割れや剥離に対し充分な抵抗性を発揮する。
・耐久性,耐候性,遮塩性,凍結融解抵抗性に優れる。
・水と練り混ぜるだけで使用可能。
・強度発現性が良好で、特に#100PSは短時間で実用強度が得られる。
開発の
趣旨・目的
水路補修では、いくら表面を優れた材料で補修しても、劣化部を除去した後の下地が健全で強固でなければ長持ちしない。
そのため、けい酸塩系表面含浸材により下地コンクリートを化学的に改質した後に、ポリマーセメントモルタルを薄塗することで、既設構造物の健全な部分を生かし、景観および寸法等の形状をなるべく変更せずに脆弱な部分の機能を回復させることを目的として開発した。
水路補修工事を25年以上経験し、施設管理者や耕作者の意見を取り入れる中で完成した。
適用範囲
(適用条件)
・コンクリート構造物(開水路・暗渠・水槽等)であること。
・下地コンクリートが湿潤状態でも施工可能。
・左官作業が可能な空間が必要。
・アルカリ骨材反応(ASR)および化学的腐食による劣化箇所の場合、適用不可。
構造・材料諸元/
製品仕様
■CSクリアー
分類:けい酸塩系表面含浸材,比重:1.06~1.10,pH:11.0~13.0,荷姿:20kg/ポリ缶
■CSモルタル
形態:プレミックスモルタル,荷姿:25kg/袋,#100P:普通型,#100PS:速硬型
■品質基準[農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル【開水路補修編】(案)より]
・CSモルタル工法は、無機系被覆工法・けい酸塩系表面含浸工法(反応型)の品質規格値(案)を満たしている。
特徴
(メリット)
【メリット】
・既設水路の耐久性を向上させる。
・補修時に既設水路断面の減少を最小限に留める。
・既設水路表層部の粗度を低減する。
・ひび割れ補修効果に優れ、高い止水性を確保する。
・湿潤状態でも施工可能なため、工期短縮、コスト縮減を実現。
・無機質系材料を使用しているため、環境への負荷を低減できる。
特徴
(デメリット)
特になし
採用実績
採用実績合計 300 件 農業農村整備事業 270 件
その他事業 30 件
  • 農業農村整備事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    御殿場市役所 2022 年度 静岡県 令和4年度 中畑北区内農業用用排水路修繕
    香川県庁 2022 年度 香川県 県営満濃池幹線地区宝憧寺幹線水路補修その6工事
    香川県庁 2022 年度 香川県 県営満濃池幹線2期地区 豊原庄幹線水路補修その2工事
    舟岡池土地改良区 2022 年度 香川県 単独県費補助土地改良事業 法徳地区水路改良工事
    平池土地改良区 2022 年度 香川県 単独県費補助土地改良事業 上神宮寺地区水路改良工事
    高松市役所 2022 年度 香川県 藤の浜団地水路修繕工事
    山本町土地改良区 2022 年度 香川県 単独県費補助土地改良事業 瓦地地区水路補修工事
    まんのう町土地改良区 2022 年度 香川県 単独県費補助土地改良事業 東部1地区水路工事
    城の里活動組織 2022 年度 香川県 多面的機能支払交付金資源向上支払(長寿命化)台尾水路補修工事
    西植田土地改良区 2022 年度 香川県 単独県費補助土地改良事業 中原地区水路改修工事
  • その他事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    舟形町役場 2017 年度 山形県 平成29年度 長尾地区防火水槽改修工事
    東北電力株式会社 2017 年度 福島県 夏井川第三発電所 水路橋内壁修繕工事
    香々美川土地改良区 2016 年度 岡山県 香々美水力発電所 改修工事
    西粟倉村役場 2016 年度 岡山県 影石地区小水力発電導水路 補修工事
連絡先情報
  • 連絡先を確認
    会社名 水路補修改修工法研究会 E-mail(メイン) aston_2@cs21.jp
    所在地 〒 7000075
    岡山県岡山市北区矢坂本町14-16
    E-mail(サブ)
    TEL 0862551511
    担当部署 事務局(株式会社アストン内) FAX 0862513270
    担当者 谷村 成 URL https://www.i-care.gr.jp/
その他の情報
積算の参考情報
(単価・歩掛等)
既設開水路補修時の表層劣化部補修【CSモルタル工法】 施工単価(例)
・岡山県9,085円/㎡ (下地処理および不陸調整は別途:「積算参考資料」参照)

※施工費については、対象構造物の劣化程度および施工条件などにより異なりますので、上記連絡先までお問合せください。
サポート体制 水路補修改修工法研究会員による責任施工または技術指導による材料販売 ※詳細は上記連絡先までお問合せください。
特許

登録有

登録番号 第 4664949 号

実用新案
他機関の認証制度への登録
(最大3件)
平成23年度 中国四国農政局 土地改良技術事務所 新技術・新工法 登録番号 番号.1
添付資料
発表文献
実績報文
カタログ・
パンフレット
単価・歩掛等
動画

https://www.youtube.com/watch?v=heZCtbMmO1k

水路補修改修工法研究会

その他