技術情報詳細
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                    技術情報詳細
                
                | 登録番号 | 1032 | 登録年月 | 2013/02 | 
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| 開発年 | 2010年 | 更新年月 | 2018/05 | |||
| 技術名称 | アクアカーテン | |||||
| 登録会社名 | 株式会社安藤・間 | |||||
| 開発会社名 | 株式会社 間組(ハザマ) | |||||
| 技術の要約 | コンクリート工事において壁や柱等の鉛直面や傾斜面の型枠を取りはずした後のコンクリート面に養生水を安定的に供給する工法。表層(かぶり)コンクリートを密実化することによって劣化因子の侵入を抑制し、コンクリート構造物の長寿命化を図る。 | |||||
| 技術分野 | 
                                                                
                                                                
                                                                
                                                                
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| 技術の概要 |  本技術は、コンクリート工事のうち、型枠を取りはずした鉛直面やアーチ面に養生水膜を形成し、水中養生に匹敵する養生環境を実現する工法である。 本技術は、以下の3つの部材で構成している。①コンクリート壁面の天端付近に設置した養生水散水用の給水管、②養生水を吸水しコンクリート表面全面に水膜を均一に形成する不織布、③凹凸形状が空気の通路となりコンクリート面との間の空気を吸引することでコンクリート面に押し付けられる気泡緩衝シート。 実施は次の手順で行なう。①型枠および支保材や緊結材の撤去。②養生面に給水管と給水養生シートを設置。③給水養生シートの下端に4m間隔で吸引口を設置。④吸引口と吸引管、吸引管と吸引器を接続。⑤給水養生シート周囲端部の気密性確保、吸引器運転。⑥給水ポンプに接続した給水管から養生水を供給。  | 
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| 開発の 趣旨・目的  | 
                             鉄筋コンクリート構造は、極めて耐久的で信頼性に富むものである。しかし、養生不足のためにかぶりコンクリート自体の性能が“本来の性能”を下回っていたことから、中性化や塩害などによって鉄筋が早期に腐食する構造物が数多く報告されている。 そこで、コンクリートが“本来の性能”を十分発揮できるよう、コンクリートの初期養生の段階において、セメントの水和に必要な水を確保し、できるだけ長い期間養生する必要がある。乾燥の影響を大きく受けるかぶりコンクリートには、このことがより一層強く求められる。 表層コンクリートの品質を確保するために、鉛直面やトンネルの覆工面など、従来の工法では十分な量の養生水を供給できなかった面に対しても給水養生ができることを目的とした。  | 
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| 適用範囲 (適用条件)  | 
                            
                                 型枠を取りはずしたコンクリート面のうち、養生水が自然流下する勾配を有する面を適用対象とする。例えばボックスカルバートのスラブ下面のようにコンクリート面が水平で養生水がシート内に貯留する場合にはシートの落下に繋がるので適用できない。 風速が5m/秒を超えるような場合にはシートがあおられ取付けが困難となる。 寒中時においてもシート内の養生水が凍結することは少ないが、養生水を供給するまでの区間では凍結防止対策が必要となる場合がある。  | 
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| 構造・材料諸元/ 製品仕様  | 
                            
                                ①給水管:直径20mm程度の散水ホース。100~300cc/min程度の散水量で、20mm~40mmピッチの散水孔を有し、最大100mまで均一な散水量を確保。 ②給水養生シート:目付け量30g/m2の親水性の不織布と、気泡緩衝シートをあらかじめ一体化したシート。現場搬入は、幅2m、長さ45mのロール状。 ③給水ポンプ:揚程11m、100V水中ポンプ。 ④吸引器:1.8m3/min、100V送風機。 ⑤除水・除塵器:養生水の送風機混入防止と砂塵等による送風機の損傷防止。 ⑥タイマー:給水ポンプの間欠稼動を時間・分単位で運転、休止を設定。  | 
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| 特徴 (メリット)  | 
                            
                                ①1~2週間の適用で、表層コンクリートの初期養生を十分達成でき、劣化因子の侵入を抑制できる。コンクリート構造物の長寿命化が期待できる。 ②土木工事共通仕様書第7節養生に規定される湿潤養生期間以内で型枠を取りはずすことが可能。型枠の早期撤去により工程短縮およびコスト削減が可能。  | 
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| 特徴 (デメリット)  | 
                            
                                ①給水養生シートの廃棄は産業廃棄物として扱う。 ②給水養生シートは破損しやすく、転用するためには慎重な取り扱いが必要。 ③養生水の浸透深さは10cm程度以下と浅く、養生効果はかぶり範囲に限られる。  | 
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                    採用実績
                
                | 採用実績合計 | 132 件 | 農業農村整備事業 | 6 件 | 
| その他事業 | 126 件 | 
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                            農業農村整備事業 参考実績
年度の新しいものから順に表示(最大20件)
発注者 施工年度 施工場所 
(都道府県名)件名 報文の有無 農林水産省九州農政局西諸農業水利事業所 2017 年度 宮崎県 西諸(二期)農業水利事業旭台ファームポンド建設工事 無 北海道開発局旭川開発建設部旭川農業事務所 2014 年度 北海道 とうま農地防災事業 当麻ダム洪水吐建設工事 無 農林水産省北陸農政局九頭竜川下流農業水利事業所 2014 年度 福井県 九頭竜川下流(二期)農業水利事業河合春近用水路調圧水槽(下部)建設工事 無 農林水産省北陸農政局九頭竜川下流農業水利事業所 2012 年度 福井県 九頭竜川下流(二期)農業水利事業春江北部用水路調圧水槽建設工事 無 農林水産省九州農政局筑後川下流白石平野農業水利事業所 2011 年度 佐賀県 筑後川下流白石平野(二期)農業水利事業山脚導水路山脚調圧水槽建設工事 無 北海道開発局札幌開発建設部 2011 年度 北海道 北海(一期)地区北海幹線用水路福栄橋上流工区工事 無  
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                            その他事業 参考実績
年度の新しいものから順に表示(最大20件)
発注者 施工年度 施工場所 
(都道府県名)件名 報文の有無 北陸地方整備局 2022 年度 福井県 和泉岡畑トンネル工事 無 岩手県 2022 年度 岩手県 新浄水場取水口工事 無 広島県 2022 年度 広島県 甘日市大橋耐震補強工事 無 中部地方整備局 2022 年度 愛知県 三遠1号トンネル工事 無 高知県 2022 年度 高知県 和田トンネル工事 無 JRTT北海道 2022 年度 北海道 祭礼トンネル工事 無 近畿地方整備局 2022 年度 福井県 川合トンネル工事 無 JRTT北海道 2022 年度 北海道 朝里トンネル工事 無 NEXCO西日本 2022 年度 和歌山県 井関トンネル工事 無 中部地方整備局 2022 年度 岐阜県 岐阜山県トンネル工事 無  
                    連絡先情報
                
                - 
                            連絡先を確認
会社名 株式会社 安藤・間(安藤ハザマ) E-mail(メイン) akaike.koki@ad-hzm.co.jp 所在地 〒 1057360 
東京都港区東新橋1-9-1E-mail(サブ) TEL 07040043967 担当部署 建設本部 土木技術統括部 FAX 0335756026 担当者 赤池 考起 URL http://www.ad-hzm.co.jp/  
                    その他の情報
                
                | 積算の参考情報 (単価・歩掛等)  | 
                                直接工事費の概算は1000円/m2~1600円/m2。他に実施料(施工面積によって異なる。上限120円/m2)。適用計画によって工事費は影響しますので、詳細は上記の担当者までご相談ください。実施に当っては実施許諾契約を安藤ハザマとご契約していただきます。 | |||||
| サポート体制 | アクアカーテン普及会(安藤ハザマ、㈱東宏、青山機工㈱)が資機材の販売、リースを行います。技術支援は有償で行ないますが、基本的には現場の普通作業員で対応可能です。アクアカーテンに関する技術資料等は、アクアカーテン普及会のホームページ(http://www.aqua-curtain.jp/)を参照ください。 | |||||
| 特許 | 
                                     登録有  | 
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                                                                             有  | 
                                
                                                                         登録番号 第 5091167 号  | 
                            |||||
| 実用新案 | 無 | |||||
| 他機関の認証制度への登録  (最大3件)  | 
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                    添付資料
                
                | 発表文献 | 
                                                                        
 
 
 
 
  | 
                            
| 実績報文 | 
                                                                        
 
 
 
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| カタログ・ パンフレット  | 
                                
                                                                        
  | 
                            
| 単価・歩掛等 | |
| 動画 | |
| その他 | 
                                                                        
 
 
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