技術情報詳細

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技術情報詳細
登録番号 0246 登録年月 2018/02
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開発年 2005年 更新年月 2018/02
技術名称 FE工法(非破壊補修工法)
登録会社名 フロンテエンジニア株式会社
開発会社名 フロンテエンジニア株式会社
技術の要約 本工法は、老朽化した用排水路の長寿命化(有効利用)・機能回復等を目的とし、FE-GRC(ガラス繊維ポリマ-セメントモルタル)材にて劣化した水路表面を被覆する非破壊補修工法技術である。
技術分野
  1. メイン分野
  2. 施設の長寿命化対策 コンクリート補修工法
  3. 表面処理工法
  4. 表面被覆工法(無機系)
  1. サブ分野1
  2. 施設の長寿命化対策 コンクリート補修工法
  3. 断面修復工法
  4. 左官工法
  1. サブ分野2
  2. 土木工事(施設別)
  3. 水路工
  4. 用水路(開水路)
  1. サブ分野3
  2. 土木工事(施設別)
  3. 水路工
  4. 水路トンネル
技術の概要 FE工法はガラス繊維モルタルとエマルション系樹脂を使用したポリマ-セメントモルタル工法です。仕様は、下記の適用範囲(条件)とする。                                                                       (1) 経年劣化した既存コンクリ-ト製水路構造物面を高圧洗浄機にて洗浄及び藻処理後、FEプライマ-を塗布する。                                   (2)FEプライマ-塗布工後、ガラス繊維モルタル材で左官工による仕上塗工(表面被覆工)を側壁部 t= 6mm、底版部 t=10mmとした工法である。
(3) ガラス繊維モルタル(ガラス繊維含有)は、主にひび割れを防止する。また、混入するガラス繊維は耐アルカリガラスを使用する事でセメント (アルカリ性 )に対応している。
(4) プライマ-は繊維モルタル塗工に先立ち塗布するものである。これは、経年劣化した既存コンクリ-ト製水路構造物面との含浸効果で接着効果を高め、弾性効果をも高めコンクリ-トとの離脱・剥離を防止するものである。
(5) 旧コンクリ-トと一体となる表面は左官工による塗工の為、粗度係数(n=0.013以下)は少なく滑らかとなる。 FE工法は各工種、人力施工を基本とする。
開発の
趣旨・目的
工法の趣旨及び目的について、経年年数の経ったコンクリ-ト製水路施設の改修を、壊さないで行う事が出来る。土木事業に建築の技術を導入した。(建築業の左官工による塗工技術の導入)
適用範囲
(適用条件)
適用範囲                                                                                                        ①自然条件:施工時の外気温度5℃以上、湿度85%以下とし、コンクリ-トと同様の施工条件を満たす事。(湧水等の箇所は止水工が必要)                                                                    ②現場条件:基本が人力施工であるため大規模な作業ヤ-ドを必要としない。
③技術提供可能地域:・技術提供地域については制限なし。(寒冷地では養生施設が必要)
④適用(作業)可能な範囲:開渠・暗渠水路通水断面の制限は特にないが、人が入れる範囲。よって、水路トンネル・管渠及びサイフォン(φ800以上)とする。(コンクリ-ト製二方・三方張開水路及び二次製品・ヒュ-ム管等) さらに、近年海岸補修にも採用されている。                                                                 ⑤特に効果の高い適用範囲:高所での施工(水路橋等)、有形文化財等の保全(壊せない構造物・施設等)                                                                       ⑥特に施工環境に左右されない場合は効率の良い、吹付工にて対応が可能                                                     ⑦農林水産省 農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル【開水路補修編】(案)
 (無機系被覆工法の要求品質規格適合材料)                                                                                                                                                                                   
構造・材料諸元/
製品仕様
 ガラス繊維の特徴は靭性(粘り強く、曲げに強い性質)に優れており、混入する事により引張強度が高くなり、ひび割れを防止する効果がある。
・FEプライマー(エマルション系プライマー)  W=18kg/缶   使用量:0.15kg/㎡ (3倍希釈液 FEプライマ-1:水道水 2)
・FE-GRCカラス繊維モルタル(カラス繊維含有)  W=25kg/袋                                          使用量:1803.4kg/㎥  (5倍希釈液 FEプライマ-1:水道水 4 混練りを含む 2型タイプ)
特徴
(メリット)
特徴
・FEプライマ-(エマルション)希釈液とFE-GRC(ガラス繊維ポリマーセメントモルタル)を混合させた表面被覆工法(コンクリート構造物の補修)である。
・FEプライマ-(希釈液)とFE-GRCを混練りする分離型(2型タイプ)などで希釈液の一定で品質品質が確保出来る。
・ひび割れを抑制するため、ガラス繊維モルタルとビニロン短繊維を混入している。
・左官工及び吹付工での施工が可能。

メリット
(1)人力施工が可能であり、あらゆる現場(山中の人道等があれば)で対応ができる。
(2)水路の通水断面を阻害することなく漏水を止めることが出来る。(形状変化小、景観を損なわない)
(3)既設水路を壊すことなく施工が可能。
(4)はつり、破壊ガラなどの産業廃棄物が発生しない。撹拌作業が早く施工性が良い。(工期短縮が可能)
(5)左官工が主作業者であり、地元業者での施工が可能。(単純工程及び一般建設業者にて工事が可能。特殊工事では無い)
(6)ガラス繊維を混入しているため、強度的に信頼性が高い。
(7)ヤ-ドが狭場で良い。
(8)使用機械は人力で運搬が可能である。             
特徴
(デメリット)
デメリット
(1)湧水等の発生箇所に於いては若干施工が困難な点がある。
(2)人力施工(左官工)により、仕上り面に個人差がある。(強度的には問題は無い)
採用実績
採用実績合計 981 件 農業農村整備事業 921 件
その他事業 60 件
  • 農業農村整備事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    大分県 中部振興局 農林基盤課 2022 年度 大分県 R4基幹水利 享保井路水路補修工事
    九州農政局 北部九州土地改良調査管理事務所 2022 年度 福岡県 令和3年度 筑後川中流国営施設機能保全事業 大石南幹線用水路他改修工事
    九州農政局 八代平野農業水利事業所 2022 年度 熊本県 (繰越)令和2年度八代平野農業水利事業 不知火幹線水路(5-1工区)改修工事
    岡山県 備前県民局 2022 年度 岡山県 令和4年度水利施設等保全高度化事業(一般型)錦六区地区 4-1工区工事
    山梨県 峡南農務事務所 2022 年度 山梨県 令和4年度 鰍沢地区 用水路5号改修工事その2
    関東農政局 那珂川沿岸農業水利事業所 2021 年度 茨城県 那珂川沿岸農業水利事業(二期)渡里幹線水路改修その2工事
    兵庫県 淡路県民局 2021 年度 兵庫県 令和3年度 鮎屋川地区 中央幹線水路(その4)工事
    九州農政局 北部九州土地改良調査管理事務所 2021 年度 福岡県 令和2年度 筑後川中流国営施設機能保全事業 大石導水路補修工事
    山口県 下松市 農林水産課 2020 年度 山口県 令和2年度 農振地域整備 山田地区八九郎田水路改良工事
    長崎県 五島振興局 2020 年度 長崎県 令和2年度 福江地区内闇ダム洪水吐補修工事
  • その他事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    大分市下水道課 2022 年度 大分県 公共下水道中央処理区 金池町2丁目8番雨水施設護岸補修工事
    九州地方整備局 大隅河川国道事務所 2022 年度 鹿児島県 R4志賀樋管修繕その他工事
    鳥取県 八頭県土整備事務所 2022 年度 鳥取県 県道麻生国府線外道路構造物修繕工事(福地工区外)(交付金修繕)
    新潟県 糸魚川地域振興局 2022 年度 新潟県 R3海岸施補 県単海岸施設補修費中宿・間脇海岸波返し修繕工事
    佐賀県 小城市役所 建設部 下水道課 2021 年度 佐賀県 令和 3年度 都市下水路維持管理事業 西小路都市下水路改修工事
    JR九州旅客鉄道(久大線) 2021 年度 大分県 久大本線 南大分・古国府間137k105m (左右)伏び変状補修工事
    本州四国連絡高速道路(株) 神戸管理センター 2020 年度 兵庫県 神戸管内盛土のり面補強工事(神戸淡路鳴門自動車道)
    熊本県 嘉島町役場 都市計画課 2020 年度 熊本県 滝河原土地区画整備事業水路 石積み補強工事
    沖縄県 北中城村役場 上下水道課 2020 年度 沖縄県 比嘉雨水幹線改良工事第2工区
    九州地方整備局 竹田維持出張所 2019 年度 大分県 平成31・32年度 竹田地区維持補修工事(平トンネル)
連絡先情報
  • 連絡先を確認
    会社名 フロンテエンジニア株式会社 E-mail(メイン) info@fronte-web.com
    所在地 〒 8700943
    大分県大分市片島581
    E-mail(サブ)
    TEL 0975696677
    担当部署 開発技術部 FAX 0975696397
    担当者 山田 恭平 URL http://www.fronte-web.com
その他の情報
積算の参考情報
(単価・歩掛等)
  価格設定条件の考え方は、FE-GRC、FEプライマ-、目地材等は見積り価格とする。施工歩掛は、土地改良事業等請負工事標準歩掛を参照している。標準施工は、下地処理工・プライマ-工・側壁部(塗工厚 t=6mm)、底版部(塗工厚 t=10mm)を標準施工としている。                                              ・1.㎡当り概算単価(高圧洗浄工・不陸調整工等は除く)                                                                                 被覆厚 C=6,500円/㎡~ C=8,500円/㎡                                                                                         各県の労務単価の相違があるため、詳細見積依頼は問い合わせをお願いします。
サポート体制 1.工法施工に関しての技術指導を行っている。 2.利用者向けにパンフレット及び標準積算・施工手順資料等の提供 3.施工の品質保証(瑕疵責任期間 設計図書期間)・購入後の製品に関しては3ケ月間保証 http://www.fronte-web.com
特許

実用新案
他機関の認証制度への登録
(最大3件)
添付資料
発表文献
実績報文
カタログ・
パンフレット
単価・歩掛等
動画
その他