技術情報詳細

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技術情報詳細
登録番号 0388 登録年月 2018/06

開発年 2000年 更新年月 2024/08
技術名称 ネットバリヤー工法(C2)
登録会社名 株式会社フジタ
開発会社名 株式会社フジタ
技術の要約 アラミドとビニロン不織布とで構成される連続繊維シートを無機系のポリマーセメントモルタルで貼り付ける、既設コンクリート構造物のはく落防止工法です。
技術分野
  1. メイン分野
  2. 施設の長寿命化対策 コンクリート補修工法
  3. 表面処理工法
  4. 表面被覆工法(無機系)
  1. サブ分野1
  2. 土木工事(施設別)
  3. 農道(道路)
  4. 橋梁
  1. サブ分野2
  2. 土木工事(施設別)
  3. 農道(道路)
  4. 道路トンネル
  1. サブ分野3
  2. 土木工事(施設別)
  3. 水路工
  4. 水路トンネル
技術の概要  ネットバリヤー工法「C2」は、ポリマーセメントモルタルをライニング材として用い、繊維シートを接着する工法です。
 本工法で使用する繊維シートは、アラミドとビニロンの格子状ネットにポリプロピレンの不織布を一体化させた立体網目不織布です。柔軟性があり,耐アルカリ性にも優れています。また、不織布の効果により、ライニング材として用いられるポリマーセメントモルタルのひび割れを防止します。
開発の
趣旨・目的
 近年、トンネル覆工コンクリートや高架コンクリートの劣化によるはく落が大きな問題となり、繊維シート接着によるはく落防止対策が各方面で活発に行われています。
 補修を必要とする鉄道や道路などの構造物では、時間的な制約が大きく、供用中に施工を行う場合や施工直後に供用を開始する場合があり、施工性が良好でかつ経済的な補修技術が強く望まれています。このような背景から、本工法は工程を短縮して経済的なはく落防止対策を施工するために開発したものです。
適用範囲
(適用条件)
①適用可能な範囲
・高架橋や橋梁の高欄,桁,スラブ,およびトンネル覆工コンクリートや煉瓦
②特に効果の高い適用範囲
・上記に示す劣化した構造物の中小規模の劣化片のはく落防止,耐久性の向上
③適用できない範囲
・上記構造物の補強、耐震補強
④適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・日本鉄道施設協会 東海道新幹線コンクリート構造物維持管理標準(平成12年) p.34
・日本道路公団 構造物施工管理要領(平成16年) p.300
構造・材料諸元/
製品仕様
・材 質    [不織布] ポリプロピレン系合成繊維
        [格子部] アラミド,ビニロン糸の複合体
・引張強度   [タ テ] 80 kgf/50mm  (ビニロン)
        [ヨ コ] 100 kgf/50mm (アラミド)
特徴
(メリット)
メリット
・コンクリート面の小さい凹凸や段差に対する不陸修正が不要
・湿度が高く結露する恐れのある場合や表面が湿潤している状態でも施工可能
・無機質材料なので紫外線等に対する耐久性が高く,劣化対策不要
・コンクリートとライニング材の界面に滞留する水分を適度に発散
・有機系溶剤を使用していないので,人体や周辺環境に及ぼす影響が少ない
特徴
(デメリット)
デメリット
・有機系の同工法と比較して強度発現が遅く、付着強度が低い 
採用実績
採用実績合計 247 件 農業農村整備事業 1 件
その他事業 246 件
  • 農業農村整備事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    昭和井路土地改良区 2003 年度 大分県 昭和井路松岡線水路補修工事
  • その他事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    京王電鉄(株) 2022 年度 東京都 ホーム改修工事
    千葉県 2019 年度 千葉県 勝浦大橋はく落防止工事(3件)
    京成電鉄(株) 2018 年度 千葉県 成田高架橋・架道橋はく落防止工事(2件)
    鹿島臨海鉄道(株) 2017 年度 茨城県 大洗鹿島臨海線高架橋コンクリートはく落対策工事
    埼玉県朝霞市 2016 年度 埼玉県 北朝霞陸橋改修工事(2件)
    箱根登山鉄道(株) 2016 年度 神奈川県 H28年度トンネル覆工改修工事
    国土交通省関東地方整備局 2015 年度 群馬県 H27広沢第二高架橋外橋橋梁補修工事
    富士急行(株) 2014 年度 山梨県 都留校隧道補修工事
    国土交通省関東地方整備局 2014 年度 群馬県 H26世良田高架橋外橋補修工事
    NEXCO中日本(株) 2013 年度 神奈川県 相模原IC~高尾IC間トンネルはく落対策工事
    NEXCO東日本(株) 2012 年度 栃木県 東北自動車道四反田跨線橋補修工事(2件)
    京浜急行電鉄(株) 2011 年度 神奈川県 鉄道高架橋剥離はく落対策工事(5件)
    近畿日本鉄道(株) 2010 年度 大阪府 高架橋はく落対策工事(2件)
    神奈川県 2010 年度 神奈川県 田島川橋梁補修工事(1件)
    東日本旅客鉄道(株) 2010 年度 栃木県 JR東北新幹線宇都宮管内土木構造物修繕工事
    東京急行電鉄(株) 2009 年度 神奈川県 鉄道高架橋補修工事(2件)
    山陽電気鉄道(株) 2009 年度 兵庫県 西舞子駅ホームスラブ補修工事
    東京都 2008 年度 東京都 都営地下鉄高架橋補修工事
    首都高速道路(株) 2008 年度 東京都 首都高速環状新宿線補修工事(3件)
    横浜市 下水道局 2007 年度 神奈川県 下水道整備工事(シールド管渠内)
連絡先情報
  • 連絡先を確認
    会社名 株式会社フジタ E-mail(メイン) yfujikura@fujita.co.jp
    所在地 〒 243
    厚木市小野2025-1
    E-mail(サブ) yfujikura@fujita.co.jp
    TEL 0462507095
    担当部署 技術センター土木研究部 FAX 0462507139
    担当者 藤倉 裕介 URL https://www.fujita.co.jp/solution-and-technology/detail/c2.html
その他の情報
積算の参考情報
(単価・歩掛等)
15,905円/㎡                                                                            ※足場仮設費、諸経費は含まれません。                                                                 ※昼間8時間作業が可能な場合です。                                                               ※施工量100㎡以上を想定しています。                                                              ※施工対象の形状が複雑な場合は、別途見積もりとなります。                                                           
                                                           
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サポート体制 株式会社高環境エンジニアリングが別途見積もり、施工。
特許

申請中 , 登録有

登録番号 第 2832430 号

登録番号 第 特開平-317199 号

実用新案
他機関の認証制度への登録
(最大3件)
NETIS(国土交通省新技術情報提供システム) 登録番号 TH-030013-A
添付資料
発表文献
実績報文
カタログ・
パンフレット
単価・歩掛等
動画
その他