技術情報詳細

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技術情報詳細
登録番号 0222 登録年月 2021/11
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開発年 2002年 更新年月 2021/11
技術名称 ダクタルフォーム® (含む、ダクタルライニングパネル)
登録会社名 太平洋セメント株式会社
開発会社名 太平洋セメント株式会社
技術の要約 超高強度繊維補強コンクリート「ダクタル」で製作した高強度・高耐久性薄肉埋設型枠です。「ダクタル」の耐摩耗性、耐塩害性、凍結融解抵抗性等を活かした部材を利用することにより、構造物の長寿命化を図ることができます。
技術分野
  1. メイン分野
  2. 施設の長寿命化対策 コンクリート補修工法
  3. 表面処理工法
  4. 表面被覆工法(無機系)
  1. サブ分野1
  2. 土木工事(施設別)
  3. 頭首工
  4. 固定堰
  1. サブ分野2
  2. 土木工事(施設別)
  3. 頭首工
  4. 可動堰
  1. サブ分野3
  2. 土木工事(施設別)
  3. 水路工
  4. 水路トンネル
技術の概要 「ダクタル」はセメントを基材にしたプレミックス材、専用繊維と専用減水剤で構成される複合材料技術です。「ダクタル」は(社)土木学会発刊「超高強度繊維補強コンクリートの設計・施工指針(案)」に適合する材料技術であり、200N/mm2の圧縮強度を有し、繊維補強による高じん性、100年を標準とする高い耐久性を有しています。当技術は「ダクタル」で製造した高耐久性薄肉埋設型枠です。「ダクタル」で製作することにより従来のコンクリートライニングパネルよりも薄型・軽量化が図れ、耐摩耗性・耐塩害性・凍結融解抵抗性等、高い耐久性を付与することができます。また表面粗さ指標Ln/50の変化や粗度係数が小さいという特長も有しています。ダクタルフォームやダクタルライニングパネルを用いて断面補修を行うことで、既設構造物にダクタルの特性を付与することができます。
開発の
趣旨・目的
ダクタルフォームおよびダクタルライニングパネルは超高強度繊維補強コンクリート「ダクタル」で製作した高強度・高耐久性薄肉埋設型枠です。従来の埋設型枠などと比較し、薄肉・軽量化が可能であるため、作業性が向上します。また優れた耐磨耗性・耐塩害性・凍結融解抵抗性等を有しているため、長期に渡り構造物を保護することが可能となります。表面粗さ指標Ln/50の変化と粗度係数が小さいことから、水利施設における補修にも適しています。
適用範囲
(適用条件)
磨耗、塩害、凍害、中性化等の劣化作用を受けやすいコンクリート構造物(頭首工、水路トンネル、開水路トンネル、土砂吐、ダム、橋梁上下部等)の新設、あるいは補修に適しています。新設で使用する場合は、施工の合理化、省力化を含めた高耐久な構造物の築造が、また補修部材として使用する場合は構造物に長期的な健全性の維持を付与します。
構造・材料諸元/
製品仕様
ダクタルに使用する繊維は2種類あります。鋼繊維のものをダクタルFM、有機繊維のものをダクタルFOとしています。ダクタルFMの特性値は圧縮/曲げ強度で180N/mm2/22.5N/mm2 、ダクタルFOの特性値は圧縮/曲げ強度で130N/mm2/15.0N/mm2となります。形状は平板からR部材まで対応が可能です。なお一般的な厚みは20mm~50mm程度となります。裏面側に付着層(3~10mm)を設けたものをダクタルフォーム、付着層を設けないものをダクタルライニングパネルとしています。
特徴
(メリット)
ダクタルフォームおよびダクタルライニングパネルは以下の特徴を有します。
①強度:施工荷重に耐える十分な曲げ強度剛性を有します。
②耐久性:保護材として機能し、磨耗・塩害・凍害等の経年劣化に曝される構造物に高い
  抵抗性を付与することができます(島根大学式 水砂噴流磨耗試験等)。
③粗度:粗度係数、表面粗さ指標Ln/50が小さく、補修後の通水流量を確保することができ
  ます。
④施工性・経済性:運搬組立が容易で、必要に応じて加工もできるため経済性に優れます。
  デメリットとして、受注生産となる為、納入までに若干時間がかかります。
特徴
(デメリット)
 
採用実績
採用実績合計 45 件 農業農村整備事業 21 件
その他事業 24 件
  • 農業農村整備事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    北海道開発局旭川開発建設部旭川農業事務所 2019 年度 北海道 当麻永山用水地区 大雪頭首工第2期工事
    北海道開発局旭川開発建設部富良野地域農業開発事務所 2016 年度 北海道 山部二期農業水利事業 山部頭首工建設工事
    糸魚川市土地改良区 2016 年度 新潟県 土改第2号七ケ村用水改修第4次工事
    北海道開発局旭川開発建設部富良野地域農業開発事務所 2015 年度 北海道 山部二期農業水利事業 山部頭首工建設工事
    北陸農政局手取川流域農業水利事務所 2015 年度 石川県 平成27~31年度 手取川流域農業水利事業 白山頭首工(二期)建設工事
    静岡県 経済産業部 富士農林事務所 2014 年度 静岡県 平成26年度ため池等整備(河川応急)大堰頭首工地区改修1工事
    静岡県 経済産業部 富士農林事務所 2013 年度 静岡県 平成25年度ため池等整備(河川応急)大堰頭首工地区頭首工改修1工事
    中国四国農政局 香川用水土器川沿岸農業水利事業所 2012 年度 香川県 平成24年香川用水土器川沿岸農業水利事業
    新潟県新潟地域振興局 2011 年度 新潟県 平成22年度県営ため池等(河川応急)整備事業早出川頭首工第1次工事
    北陸農政局新川流域農業水利事務所 2011 年度 新潟県 平成22年度 新川流域農業水利事業新川河口排水機場建設工事
  • その他事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    北海道開発局網走開発建設部北見河川事務所 2017 年度 北海道 網走川応急対策事業の内 新橋上流右岸特殊堤補修工事
    北海道開発局網走開発建設部北見河川事務所 2017 年度 北海道 網走川応急対策事業の内 新橋下流左岸特殊堤補修工事
    北海道開発局帯広開発建設部広尾道路事務所 2017 年度 北海道 一般国道336号広尾町宝浜トンネル補修外一連工事
    電源開発㈱ 2017 年度 静岡県 水窪発電所補修工事
    北海道開発局網走開発建設部北見河川事務所 2016 年度 北海道 網走川応急対策事業の内 中央橋上流左岸特殊堤補修工事
    北海道開発局網走開発建設部北見河川事務所 2016 年度 北海道 網走川応急対策事業の内 新橋上流右岸特殊堤補修工事
    北海道開発局帯広開発建設部広尾道路事務所 2016 年度 北海道 一般国道336号広尾町タンネソ法面防災他一連工事
    JNC㈱ 2016 年度 熊本県 川辺川第二発電所補修工事
    関西電力㈱ 2014 年度 福井県 大飯発電所3,4号機 海水ポンプ室引き津波対策(第二期)工事
    大分県豊後高田土木事務所 2011 年度 大分県 平成23年度交付国橋高第1-2号橋梁補修工事
連絡先情報
  • 連絡先を確認
    会社名 太平洋セメント株式会社 E-mail(メイン) masatoshi_eizumi@taiheiyo-cement.co.jp
    所在地 〒 1128503
    東京都文京区小石川一丁目1-1
    E-mail(サブ)
    TEL 0358010316
    担当部署 セメント事業本部営業部営業推進G FAX 0358010320
    担当者 江泉昌俊 URL https://www.taiheiyo-cement.co.jp
その他の情報
積算の参考情報
(単価・歩掛等)
上記ご連絡先までご相談ください。
サポート体制 上記ご連絡先までご相談ください。
特許

登録有

登録番号 第 3894738 号

実用新案
他機関の認証制度への登録
(最大3件)
一般財団法人土木研究センター 建設技術審査証明報告書 登録番号 建技審証第0124号
添付資料
発表文献
実績報文
カタログ・
パンフレット
単価・歩掛等
動画
その他