技術情報詳細

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技術情報詳細
登録番号 1073 登録年月 2018/06

開発年 2002年 更新年月 2024/12
技術名称 SR-LG工法 (可塑材長距離圧送)
登録会社名 SR協会
開発会社名 SR協会、株式会社デンカ
技術の要約 SR-LG工法はA液(主材側)にセメント・フライアッシュ(石炭灰)を使用し、B液(ポリマー系可塑化材側)の2液をそれぞれ別々に圧送ポンプで4000mまでの長距離圧送を行い、注入口元にて2液を混合しトンネル空洞に可塑材を充填する工法です。
技術分野
  1. メイン分野
  2. 施設の長寿命化対策 コンクリート補強工法
  3. トンネル背面補強工法
  4. 背面注入工法
  1. サブ分野1
  2. 土木工事(施設別)
  3. 水路工
  4. 水路トンネル
  1. サブ分野2
  2. 土木工事(施設別)
  3. 農道(道路)
  4. 道路トンネル
技術の概要 SR-LG工法は近距離から長距離圧送(実績4000m)までをを行うことができるが、長距離圧送の場合はA液、B液2液を別々に配管し注入口元にて材料を混合させ注入を行う。2液を別々に配管し、注入を行うことにより長距離圧送での材料の品質の安定と、空洞細部への充填性を向上させた工法です。
開発の
趣旨・目的
近年の道路トンネル、鉄道トンネル、導水路トンネル、又他構造物に於ける空洞充填対策工法は軽量で、流動性もよい可塑性エアモルタルが多く実施されております。しかし可塑性エアモルタルはエア系のため湧水がある場合は、材料分離による品質の低下、材料ロスが生じやすい。又圧送距離が長くなると気泡の消失や材料分離が生じ、品質が劣化するのと、中継ポンプの設置やプラントの移動が必要になり工期の長期化、工事費の増大等が問題となり適用範囲が限定されてきます。SR-LG工法は湧水箇所対策と4000mまでの長距離圧送での可塑材の品質の安定と工期の短縮、施工費の軽減が可能な工法として開発いたしました。
適用範囲
(適用条件)
①適用範囲
 1・道路、鉄道、導水路トンネルの背面空洞充填
 2・ダムや橋脚、護岸基礎部の空洞充填
 3・法面崩壊部の充填、地下埋設間の充填
②適用条件
 1・湧水箇所の充填
 2・長距離圧送(4000m)まで施工可能
 3・大断面トンネル・小断面トンネル(4㎡程度)でも施工が可能
 4・プラントの設置は施工箇所より(4000m)まで可能
構造・材料諸元/
製品仕様
①A液・主材
 セメント     袋・バラ
 フライアッシュ 袋・バラ
②B液・可塑化材
 LG-1 ポリマー系可塑材 18kg/缶
 LG-2 無機系可塑材   23kg缶/264kg缶/924kgコンテナ LG-2P・20kg/袋(粉体)
 LGー3 特殊粘度低減材  8kg袋・20kg袋
特徴
(メリット)
1・メリット
 ①4000mまでの長距離圧送が可能で,長距離圧送の注入において、中継プラントの設置、移動等がなく、工期の短縮が図れる経済的な工法である。
 ②A液主材に特殊粘度低減材の投入により材料の可使時間を大幅に延長できるので材料のロスなく施工が可能である。
特徴
(デメリット)
2・デメリット
 ①長距離圧送の場合配管の設置が必要である。 
採用実績
採用実績合計 23 件 農業農村整備事業 6 件
その他事業 17 件
  • 農業農村整備事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    北陸農政局 西北陸土地改良調査管理事務所 2019 年度 富山県 早月川国営施設応急対策工事幹線水路トンネル改修その1工事                    第二田沢幹線用水路(その21)工事
    長野県 上伊那振興局 2018 年度 長野県 平成29年度県営かんがい排水事業西天竜地区7号水路トンネル補修工事                      第二田沢幹線用水路大相沢工区工事
    東北農政局 田沢二期農業水利事業所 2014 年度 秋田県 田沢二期農業水利事業                       第二田沢幹線用水路(その21)工事
    東北農政局 田沢二期農業水利事業所 2014 年度 秋田県 田沢二期農業水利事業                       第二田沢幹線用水路大相沢工区工事
    関東農政局 中信平二期農業水利事業所 2013 年度 長野県 中信平二期農業水利事業                       右岸幹線改修その1工事
    関東農政局 西関東土地改良調査事務所 2011 年度 静岡県 西関東土地改良調査管理 ストックマネジメント技術高度化事業 三方原地区空洞充填工法試験施工工事
  • その他事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    JXエネルギー㈱ 2018 年度 宮城県 仙台製油所内運搬路版下空洞充填工事
    北海道開発局 旭川開発建設部 2018 年度 北海道 一般国道39号上川町 大雪トンネル補修他一連工事
    北海道開発局 札幌開発建設部 2017 年度 北海道 一般国道274号夕張市                  登川トンネル補修他一連工事
    北海道開発局 旭川開発建設部 2017 年度 北海道 一般国道273号上川町                   浮島トンネル補修工事
    北海道開発局 室蘭開発建設部 2014 年度 北海道 一般国道273号浦河町                   野塚トンネル補修他一連工事
    北海道開発局 留萌開発建設部 2014 年度 北海道 一般国道231号増毛町                   大別苅トンネル修繕工事
    北海道開発局 帯広開発建設部 2014 年度 北海道 一般国道273号上士幌町                   不二川トンネル補修他一連工事
    北海道開発局 札幌開発建設部 2013 年度 北海道 一般国道231号石狩市                   新雄冬岬トンネル工事
    北海道開発局 旭川開発建設部 2013 年度 北海道 山辺二期地区                         山部幹線用水路トンネル補修工事
    北海道開発局 帯広開発建設部 2013 年度 北海道 一般国道273号                        三の沢トンネル補修工事
    北海道開発局 室蘭開発建設部 2013 年度 北海道 一般国道37号洞爺湖町                   クリヤトンネル補修工事
    関西電力(株) 2011 年度 富山県 黒部第四発電所トンネルグラウト工事
    関西電力(株) 2010 年度 富山県 黒部第四発電所トンネルグラウト工事
    関西電力(株) 2008 年度 長野県 黒部第四発電所黒部ダム駅・周辺トンネルグラウト工事
    北海道開発局 網走開発建設部 2006 年度 北海道 湧別川改修工事
    長野県上伊那地方事務所 2003 年度 長野県 伊那導水路補修工事
    宮崎県西部土木事務所 2003 年度 宮崎県 国道219号線銀鏡トンネル補修工事
連絡先情報
  • 連絡先を確認
    会社名 SR協会 E-mail(メイン) bafpz815@jttk.zaq.ne.jp
    所在地 〒 5610817
    大阪府豊中市浜1-1-7金森藤平商事㈱内
    E-mail(サブ)
    TEL 0663326876
    担当部署 SR協会事務局 FAX 0663326877
    担当者 林 豊 URL http://www.sr-kyoukai.jp
その他の情報
積算の参考情報
(単価・歩掛等)
※工事費の積算は現場条件により変動するため協会まで問い合わせ願います。
1・近距離でアジテーターにて材料搬入が可能(大断面トンネル)の場合
 注入量1000㎥で  1日当り打設量35m3として  40,000円/m3~53,000円/m3
2・長距離で配管が必要で(小断面トンネル )配管延長が平均2,000mの場合
 注入量1500㎥で  1日当り打接量15㎥として  55,000円/m3~70,000円/m3
(※注入孔削孔工は含みません)                                                 
サポート体制 全国での施工が可能です。SR協会まで御相談ください。
特許

申請中

実用新案
他機関の認証制度への登録
(最大3件)
NETIS(国土交通省新技術情報提供システム) 登録番号 HK-120037-A
添付資料
発表文献
実績報文
カタログ・
パンフレット
単価・歩掛等
動画
その他