技術情報詳細

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技術情報詳細
登録番号 1078 登録年月 2019/09

開発年 2009年 更新年月 2024/07
技術名称 TSクラックフィラーひび割れ注入工法
登録会社名 株式会社 ティ・エス・プランニング
開発会社名 株式会社ティ・エス・プランニング
技術の要約 コンクリートの微細なひび割れや空隙、漏水、止水等を水循環式ドリルで穿孔して高流動超微粒子セメントを注入する工法。
技術分野
  1. メイン分野
  2. 施設の長寿命化対策 コンクリート補修工法
  3. ひび割れ補修工法
  4. ひび割れ注入工法
  1. サブ分野1
  2. 土木工事(施設別)
  3. ダム
  4. コンクリートダム
  1. サブ分野2
  2. 土木工事(施設別)
  3. 農道(道路)
  4. 道路トンネル
  1. サブ分野3
  2. 施設の長寿命化対策 コンクリート補修工法
  3. その他コンクリート補修工法
  4. 背面注入工法
技術の概要 ・小口径で深穴穿孔できる小口径深穴穿孔機「ロングビットドリル(LBD)」を仕様とし、水循環式ドリルで穿孔する為、切削粉がひび割れに目詰まりしないので確実に充填できる。(最長穿孔深さ: φ9=約12m)
・高流動性があり、かつ分離抵抗性の高い「TSクラックフィラー」(高流動超微粒子セメント
 ひび割れ注入材)を低圧または高圧で注入し、躯体内部のひび割れ幅0.05mmまで充填できる。
・注入材は粘性が3時間程度保持でき、練り混ぜ後の取扱いが容易。
・注入材の流動性が高い為、注入孔の間隔が大きくできる。(従来:200~300mm ⇒ 新材料:250~500mm)
・ひび割れ表面幅0.15mmから注入できる。
・水セメント比が低くでき、高強度化が図れる。
開発の
趣旨・目的
 コンクリート構造物に発生したひび割れや止水等の注入工法として多種多様な材料と工法が用いられているが、超微粒子セメント注入材を主体とした注入工法は数少なく低圧での注入工法が一般的である。また、穿孔式による注入工法は振動ドリルの施工が主で、コンクリート内のひび割れが目詰まりを起こしてしまい充填精度が著しく低下し、充填不良となるケースが多々あった。
 本工法は当社開発の小口径深穴穿孔機(ロングビットドリル)と低圧・高圧注入ができるノンポリマーの高流動超微粒子セメント注入材で微細なひび割れや漏水箇所に、確実に充填できる工法である。
適用範囲
(適用条件)
・ひび割れや空隙等からの漏水部
・コンクリート躯体のひび割れ
・打継ぎ部や空隙等
・躯体と鉄板などにできた間隙
・注入可能ひび割れ幅は0.05~30mm位まで
構造・材料諸元/
製品仕様
○注入材はTSクラックフィラー ( W/C57% ) 材齢28日 (建材試験センターによる)
・圧縮強度・・・58.8 N/mm2 JIS A 1108 「コンクリートの圧縮強度試験方法」
・付着強度・・・4.17 N/mm2 JSCE-K542-2013 「コンクリート構造物補修用セメント系ひび割れ注入材の試験方法(案)」
・曲げ強度・・・7.92 N/mm2 JSCE-K542-2013 「コンクリート構造物補修用セメント系ひび割れ注入材の試験方法(案)」
○注入口はロングビットドリル(LBD)による穿孔
・ 有効長:φ4=50mm、φ5・φ6=80mm、φ6.5・φ7=200mm、φ9=12m、φ15.5=9m
特徴
(メリット)
・ひび割れや空隙等の漏水の止水効果。
・平均粒径3μm以下に調整された高流動超微粒子セメントひび割れ注入材を使用。
・硬化後は45N/mm2以上の高強度を発現し、長期的にはポゾラン反応しコンクリートと一体化する。
・ポリマー樹脂を含まない。
・マッシブなコンクリートでも背面に穿孔し、注入できる。
・無機系の目止めシール材を使用しているため注入状況が目視で確認できる。
・施工後のひび割れは、ほぼ目立たなくなるため美観を損なわない。
特徴
(デメリット)
 
採用実績
採用実績合計 90 件 農業農村整備事業 0 件
その他事業 90 件
  • その他事業 参考実績

    年度の新しいものから順に表示(最大20件)

    発注者 施工年度 施工場所
    (都道府県名)
    件名 報文の有無
    国土交通省 2024 年度 秋田県 成瀬ダム堤体打設工事
    国土交通省 2023 年度 熊本県 立野ダムひび割れ補修工事
    三重県 2023 年度 三重県 市木川新緑防潮水門耐震対策工事
    国土交通省九州地方整備局 2019 年度 大分県 大分川ダム本体建設工事
    国土交通省中筋川総合開発工事事務所 2018 年度 高知県 横瀬川ダムひび横瀬割れ注入工事
    島根県 2016 年度 島根県 第二浜田ダム本体建設工事
    首都高速道路(株) 2016 年度 神奈川県 横浜環状北線シールドトンネル工事
    中日本高速道路(株) 2015 年度 三重県 新名神高速道路朝明川橋他1橋工事
    近畿地方整備局 2015 年度 兵庫県 赤旗堰堤補強工事
    新潟県 2015 年度 新潟県 奥胎内ダム建設工事
連絡先情報
  • 連絡先を確認
    会社名 ひび割れ注入工法研究会 E-mail(メイン) tspinfo@tsp-co.com
    所在地 〒 1660002
    東京都杉並区高円寺北1-18-7 久保井ビル(株)ティ・エス・プランニング内
    E-mail(サブ)
    TEL 0359428311
    担当部署 事務局 FAX 0359428777
    担当者 佐藤 智 URL http://www.tsp-co.com/
その他の情報
積算の参考情報
(単価・歩掛等)
条件確認の上、御見積りいたします。
詳細は上記連絡先までお問合せ下さい。
サポート体制 全国対応できます詳細は上記連絡先までお問合せ下さい。
特許

実用新案
他機関の認証制度への登録
(最大3件)
NETIS(国土交通省新技術情報提供システム) 登録番号 TH-120016-A
添付資料
発表文献
実績報文
カタログ・
パンフレット
単価・歩掛等
動画
その他