技術情報詳細
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技術情報詳細
登録番号 | 1432 | 登録年月 | 2025/01 |
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開発年 | 2016年 | 更新年月 | 2025/01 | |||
技術名称 | 高性能ウレタン系裏込注入材「AGSR-FI」 | |||||
登録会社名 | フジモリ産業株式会社 | |||||
開発会社名 | フジモリ産業株式会社 | |||||
技術の要約 | 本技術は、覆工背面や構造物内空洞の充填注入に用いる材料です。発泡性を有するため注入量が減りサイクルタイムが短縮され、工程の短縮を図ることが可能です。水中での発泡硬化が可能なため充填注入工で障害となりやすい湧水環境下での適用も可能な材料です。 | |||||
技術分野 | ||||||
技術の概要 | 覆工または構造物背面の空洞充填注入に適用する硬質発泡ウレタンです。既設道路・水路トンネル覆工や構造物背面の裏込注入、法面空洞の充填注入等幅広い工事に適用可能です。また、専用の注入設備が小規模であるため狭隘箇所での施工にも適用することが可能です。 A液(ポリオール)とB液(ポリイソシアネート)を混合することで発泡硬化する材料であり、その配合によって発泡倍率6倍~40倍以上、発現強度は0.17MPa~1.5MPaと幅広いため、施工条件に応じて適切な仕様の材料を選択することが可能です。水中でも発泡硬化するため湧水環境においても適用することが可能です。加えて短時間で硬化し、軽量で長期安定性に優れるという特徴を有しています。 さらにウレタン系止水減水材(Stronger)と併用することで、これまで施工が困難であった比較的多量な湧水でも確実な充填が可能であるため、適用に際して各種条件の制約が少ないという特徴を有しています。 NETIS(国土交通省)、新技術等活用促進システム(宮崎県建設技術推進機構)にも登録されており、複数の実績を有する材料です。 |
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開発の 趣旨・目的 |
従来の充填注入工では大規模な注入材プラントを設置し、非発泡のセメント系(非可塑性、可塑性)注入材を用いて施工を行っていました。これら従来工法では、注入量が多いため、施工手間が多く余剰のサイクルタイムを要する、特に水中では材料分離が生じやすいため流出の懸念がある、大規模プラント設置のためのヤード確保を要し、施工の柔軟性に乏しいため計画や施工に際しての難点や制約が多いという課題がありました。 本技術は発泡倍率が高いため注入量を低減することでサイクルタイムを短縮することが可能であり、水中で発泡硬化するため湧水環境でも確実な施工が可能であるうえ、小規模設備で施工できるため現場条件に合わせて柔軟な施工が可能であるという特徴を有しており、従来工法における課題を解消することが可能です。 |
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適用範囲 (適用条件) |
①液温10℃以上30℃以下で使用する。液温10℃以下の場合は、ヒーター等で温める必要がある。 ②トンネル坑外に注入プラントを設置する場合の水平での圧送距離は、300m以内。 ③設計圧縮強度は1MPa以内で使用する。 ④高さ1.0mを超える場合の充填は、1回あたりの注入を1.0m以下となるようにし、6時間程度のインターバルを取って数回に分けて施工する。 ⑤薬液の注入圧は、初期圧+0.2MPaを超える場合は注入を終了する。 ⑥適用範囲は限定されません。 ⑦湧水環境での施工が可能です(水路トンネル、深礎など)。 ⑧対象箇所が被圧している、水頭差が著しい場合には流出する可能性があるため、止水減水材ストロンガーを併用して水みちを塞ぐなどの対策が必要。 |
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構造・材料諸元/ 製品仕様 |
2液混合型ポリウレタンフォーム(混合比 A液:B液=1:2) 【A液】 主成分:ポリオール 外観:淡黄色液体 粘度:150±50mPa・s 比重:1.12±0.05 【B液】 主成分:ポリイソシアネート 外観:茶褐色液体 粘度:200±50mPa・s 比重:1.24±0.05 詳細については添付の図表・写真およびAGSR-Iカタログの製品仕様を参照してください AGSR-FIは、旭有機材株式会社の登録商標です。 |
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特徴 (メリット) |
①幅広い材料仕様 発泡倍率は6~40倍以上、発現強度は0.17~1.5MPa以上と幅広いため条件に応じて材料を選定することが可能です。 発泡倍率が高いため注入量を削減することが可能であることに加え、材料の保管スペースを縮減することが可能です。 ②環境影響の抑制 反応時の増粘性が高いため逸走・流出リスクが低く環境への影響を最小限に抑制することが可能です。 ③湧水環境での適用性 水中でも発泡硬化するため、湧水環境でも適用することが可能です。また、発泡体は独立気泡のため、発泡硬化後は高い止水効果を得ることが可能です。 ④短時間での硬化 短時間で硬化し、反応後の強度発現が早く約30分で最終強度の90%程度を発現するため早期安定性の向上が期待され、施工後は早急に供用開始することが可能です。 ⑤構造物への負荷抑制 固化体密度が低いため、軽量で構造物への負荷を低減することが可能です。老朽化した構造物等を対象とし、既設構造物への影響抑制が要求されるケースにおいても適用することが可能です。 ⑥長期耐久性 発泡硬化後、体積変化が少なく耐久性にも優れているため長期的に品質を維持することが可能です。 ⑦多量湧水環境での適用 ウレタン系止水減水材(Stronger)と併用することで水みちを閉塞しながら注入が可能となるため多量湧水下でも品質を確保することが可能です。 ⑧専用注入機の選択 専用注入機は複数の仕様から選択することができ、施工条件に応じた適切な施工性を確保することが可能です。ICT機を選択した場合には省力化を図ることができます。 ⑨作業・管理の簡便性 施工が管便で特殊作業員を必要としません。加えて注入設備はすべて1台の小型トラック(または小型キャリアダンプ)に積載可能な小規模設備であるため、プラントの設置およびその管理作業を削減することが可能です。 |
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特徴 (デメリット) |
特になし |
採用実績
採用実績合計 | 56 件 | 農業農村整備事業 | 4 件 |
その他事業 | 52 件 |
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農業農村整備事業 参考実績
年度の新しいものから順に表示(最大20件)
発注者 施工年度 施工場所
(都道府県名)件名 報文の有無 日向市役所 農業畜産課 農村整備係 2022 年度 宮崎県 富島幹線用水路補強工事 無 群馬県 農政部東部農業事務所 2019 年度 群馬県 大間々用水路トンネル 無 群馬県 農政部東部農業事務所 2018 年度 群馬県 大間々用水路トンネル3 無 群馬県 農政部東部農業事務所 2018 年度 群馬県 大間々用水路トンネル2 無
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その他事業 参考実績
年度の新しいものから順に表示(最大20件)
発注者 施工年度 施工場所
(都道府県名)件名 報文の有無 九州電力 2024 年度 大分県 沈堕発電所第一工区補修工事 無 九州電力 2022 年度 大分県 沈堕発電所第二工区補修工事 無
連絡先情報
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連絡先を確認
会社名 フジモリ産業株式会社 E-mail(メイン) saitou-taka@fujimori.co.jp 所在地 〒 8120039
福岡県福岡市博多区冷泉町10-23博多冷泉町ビル5FE-mail(サブ) higuchi@fujimori.co.jp TEL 0922628521 担当部署 土木営業統括部 西日本土木資材課 FAX 0922626750 担当者 斎藤 高司 URL https://www.fujimori.co.jp
その他の情報
積算の参考情報 (単価・歩掛等) |
施工単価(㎥当り)施工状況次第で一定ではありません 参考材料費:1,560円/㎏(40倍品:46,800円/㎥) 詳細は、上記の連絡先にお問合せください |
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サポート体制 | 日本全国対応可能です。 技術サポート体制を構築し、設計・計画・積算・現場サポートの対応をしております。 東日本土木資材課:03-5339-8531 西日本土木資材課:06-6228-3864 テクノソリューション推進課(技術対応):03-5339-8531 | |||||
特許 |
無 |
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無 |
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実用新案 | 無 | |||||
他機関の認証制度への登録 (最大3件) |
NETIS | 登録番号 KT-180153-A | ||||
添付資料
発表文献 | |
実績報文 | |
カタログ・ パンフレット |
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単価・歩掛等 |
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動画 | |
その他 |
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